キャンピングカーを中古で購入する場合に気をつけることは?

キャンピングカー製造業者や販売業者などで構成されるキャンピングカーの普及を目的とした業界団体「日本RV協会」が発表した統計によれば、2005年時点での国内キャンピングカー総保有数(サイズや車種、生産国などで限定しない保有数)は概算で50,000台、そして2014年では89,800台になっています。この10年間でおよそ4万台の増加となります。

この数字の根拠となるのは日本RV協会に所属する事業者が輸入した台数で、そこからの見積もり数なので、実数はもっと多いと思われます。伸び率から考えれば、総保有数10万台を超えるのも時間の問題です。

海外業者からの輸入量が増加しつつあるのに加え、国内キャンピングカー製造業者の製造分もありますから、これまでキャンピングカーという文化にそれほど馴染みがなかった日本でも、キャンピングカー市場が熱くなりはじめていると言っていいでしょう。

新車市場が成熟していくと、それに従い中古車市場も発展していきます。現在国内には、中古キャンピングカー販売業者も出てきました。キャンピングカーは贅沢品で、ほしいと思っていてもちょっと・・・と思っていた人も、キャンピングカーオーナーになれる可能性が広まってきています。

CIMG0247

しかし、キャンピングカーのような特殊な車両は、当然一般乗用車とは違う部分がありますので、中古キャンピングカーを買おうという人はある程度チェックポイントをわきまえておいたほうが、後悔がないでしょう。

走行距離やエンジンなど「自動車」としての部分をチェックするのは一般乗用車と同じです。

まず最初に違いがあるのがタイヤです。キャンピングカーは日本ではあくまで「レジャー用」であることがほとんどなので、一見タイヤの損耗が少なく見えても、製造年が古く、経年劣化していることがあります。

特に山道や川原など、悪路に乗り入れる使用法を想定している人は、表面的な見た目ではなくタイヤの製造年自体をチェックしましょう。

そして次に違ってくるのは居住スペースのチェックが重要ということです。キャンピングカーはいわば「走る住居」ともいえますので、居住スペースには走行時の振動で負荷がかかります。そのため、見えない部分でガタが来ていることがあるのです。

特に水回りは重要。充分な水の搭載量はあるか、シンクがしっかり固定されているか、水漏れはないかなどをチェックします。見落としがちなのは排水用タンクです。載せた分と同じ用量の排水タンクがちゃんと設置されているかと、こちらも水漏れがないかをチェックしましょう。

次にキッチン設備。ガスコンロなどに目に見えない微細なヒビなどからガス漏れしていては大変。それに冷蔵庫に充分な用量があるか、ちゃんと冷えるかなども大切な部分。

ベッドに関しては、常設型よりも折りたたみ型のほうが折りたたみ部分などに劣化があらわれやすくなるので、スムーズに展開・折りたたみができるか、寝てみてギシギシ言わないかなどを見ます。快適な睡眠を得るためには、変な匂いなどが染み付いていないということもポイントとなります。

CIMG4720

長い旅を想定している人は、収納スペースも大切。季節を問わずに使いたいなら、FFヒーターが設置されているかなどもチェックしたほうがいいです。

キャンピングカーを中古で購入する場合、最も大切なのは業者選びであると言ってもいいでしょう。良心的な業者なら、上にあげたことはきちんとチェックしてくれています(とはいえ自分自身でチェックすることも大切です)。

中古市場の拡大によって、一般中古車販売店がキャンピングカーを扱うこともあるようですが、いくら値段が安かったとしても一般中古車販売店から購入するのはやめておいたほうがいいでしょう。

やはり自動車部分はもちろんのこと、居住部分も含め、キャンピングカーのことを熟知し、的確なメンテナンスができる専門業者から購入するのが安心ですし、一部オプションをつけたり、設備を入れ替えるというときには、技術的な面でも材料調達の面でもいらぬ苦労をしなくて済みます。

最後に、キャンピングカーというのは大きな買い物なので、新車にしろ中古車にしろ、初めて買うという場合はいきなり買ったりせず、キャンピングカーを展示しているようなRVショーを見に行って業者の説明を聞いたり、あるいは最初はレンタルキャンピングカーを何度か使ってみて、自分自身で何が必要でどこがポイントかを体感してから購入することをおすすめします。

関連記事

ページ上部へ戻る