小さめキャンピングカーには「ポップアップルーフ」がおすすめの理由

よくキャンピングカーのカタログなどを眺めていると、屋根の部分がパッカーンと開いたタイプのものを目にすることがありますね。斜めに開いているものもあれば、屋根全体が垂直に持ち上がっているものもあるし、斜めのものでも前に開くものと後ろに開くものがあります。このような開く屋根は「ポップアップルーフ」と呼ばれています。

ポップアップルーフの機能

ポップアップルーフは、限り有る車内のスペースを拡大するというのが主な役目です。単純に屋根の部分を開くことで、車内の高さを確保したり、あるいは開いた屋根と室内の間に仕切りの板を渡し、一時的な収納スペースやベッドスペースとして使うなどといった目的があります。

開く角度も様々です。中には車高と同じぐらいの高さまで開いて、まるで車の上にテントを張っているような見た目になるものもあります。

ポップアップルーフの周りは布で覆われています。使われている素材はテントに使うようなものや帆布など。これらはある程度の通気性をもちながらも、防水性も高い布です。ただ、防水性があるといっても長時間雨にさらされると、染みこんでくることもあるので、雨足が強いときまでルーフを開いておくのはよしたほうがいいです。

ポップアップルーフを覆う布には、メッシュの窓がついているものもあります。窓をあけて、室内との仕切り板を入れなければ、換気口としても利用できます。

最近のキャンピングカーはエアコンを装備しているのも普通だったりしますが、涼しい高原に泊まるようなときは、せっかくならエアコンなしで過ごしたいもの。だからといって閉めっぱなしではいくら高原でもやっぱり蒸すし、窓やドアを開けたら虫が入ってくるしなによりセキュリティ面で心配。

そんなときにもポップアップルーフがあれば、外の空気を取り入れて涼しくかつ安全に過ごせます。そりゃあ、布だから切り裂いて侵入することもできるでしょうけれど、屋根の上にとりついて切ろうとしている時点でだいたいわかります。

まさか車内で焼肉や焼き魚をする人はいないとは思いますが、冬場だったら車内で鍋なんかしたくなるときはあるでしょう。でも、狭い車内ではカセットコンロでも一酸化炭素中毒になる可能性はあります。そんなときでも、ポップアップルーフで換気をすれば安心です。

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ポップアップルーフがついているのは小型キャンピングカー

ポップアップルーフが採用されているのは、軽自動車ベースの軽キャンパーや、ワンボックスカーベースのバンコンなど、比較的車内が狭いキャンピングカーのほうが多いようです。

それ以上大型のキャンピングカーの場合は、わざわざポップアップルーフにせずに、車高自体を高くしています。

特に軽キャンパーの場合、ポップアップルーフを設置すれば、限られた空間を広げながらも、軽自動車としての制限サイズを超過しないで済むというところに大きなメリットがあります。

軽キャンパーユーザーは1人で利用する人が多いようです。ベッドや収納、その他の設備に加えていろいろのせると、車内はかなり狭くなります。なんとか無理しても実際使えるのは2人まででしょう。

そんな小さなキャンピングカーをあえて選択する理由としては、まず代金が他のキャンピングカーよりも低めで手が届きやすいとか、自宅の駐車スペースにも収まるとか、日本の狭い道を走るのに都合がいいからとかいろいろあります。渓流釣りが好きな人が、林道などを走っていくにも取り回しがしやすいサイズです。

そのような理由の他に、軽自動車登録だと自動車税や車検が安上がりになるからという理由で選ぶ人もいるようです。

軽自動車の規格は、全長3.4m以下、車幅1.48m以下、高さ2m以下です。軽キャンパーのメリットの一つである値段の低さを保つには、車の長さや車幅はいじらずにベース車を改造する必要があります。少しでも広くするためにいじれるのは、屋根ぐらいのものです。しかし、構造自体を高くして、車高が2mを超えてしまうと、軽自動車登録ができなくなってしまいます。

そこで有効なのがポップアップルーフというわけです。キャンプ場についてから屋根を開いて高くしても、軽自動車であることには変わりがないですからね。

さて、ポップアップルーフのタイプとしては斜め型よりも垂直型のほうが広くなるように思えるかもしれません。でも、実は垂直型が強度や構造的な問題であまり高く持ち上げられないのに対して、斜め型は垂直型よりも広げられますから、斜め型のほうがより高さを確保できます。

特に、ポップアップルーフ部分をテントのように使いたい場合は斜め型のほうがおすすめです。

逆に、単に車内を高くしたい、換気口をつくりたいということであるなら、垂直型のほうがいいです。このへんは用途に応じて選べばいいと思います。

ポップアップルーフがついていると、価格的にはちょっとお高めになります。でも、より快適なキャンピングカーライフを考えるなら、ポップアップルーフつきのほうがおすすめですよ。

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