軽キャンピングカーはやっぱり一人で使うのが最適!?
これを書いている2016年5月現在、円高傾向により株価も下がってきて、アベノミクスの停滞だなどと言っています。しかし、そもそもアベノミクスによる景気回復を実感した人ってどれだけいるのでしょうか?
最近またキャンプに人気が出てきているようです。といっても、それはアウトドアを楽しむためのものではなく、車中泊の延長上にあるようなオートキャンプです。バブルのころにもオートキャンプが流行ったせいか、この傾向を景気回復に結びつけて語りたがる人もいるようですけど、そんなことはありません。単に、消費者の移り気がキャンプに向いたというだけ。また廃れます。
ただ、キャンピングカーの売上は安定して伸びているようです。というのも、ビギナーレベルから脱出して、よりハイエンドなタイプに買い換える人と、入手しやすいエントリーモデルを買う人が重なっているからです。
買い替え需要は主に大型の本格的なキャンピングカーにあるようです。日本の住宅事情、道路事情に合わせた小さめなキャンピングカーを購入したものの、使ううちにもっと広く、汎用性が高いものが欲しくなるというのは当然のことでしょう。
最初からハイエンドな大型キャンピングカーを買う人がいないわけではありませんが、やはりビギナーは手に入れやすい小型のキャンピングカーを購入する傾向にあるようです。
エントリーモデルとして人気があるのは「軽キャンパー」という、軽自動車ベースのキャンピングカー。これは、軽自動車といっても乗用車ではなく、商用の軽ワゴンの荷台部分に、収納や折りたたみベッドなどの装備を取り付けたものです。
軽キャンパーの魅力は、なんといっても場所を取らないこと。狭めのコンビニの駐車場にも停められるし、入り組んだ町中での取り回しも楽です。「キャンピングカー然」とした外見ではないので、普段の自家用車としても併用できます。
欠点はもちろん狭いこと。軽自動車として登録するためには、車幅は1.48m以内でなければなりません。当然車内はもっと狭くなります。川の字で大人二人が寝れなくもありませんが、そんなギュウギュウ詰めで快適な睡眠が得られるはずがありません。
解決策としては「ポップアップルーフ」というものがあります。これは、屋根がぱかっと上に開いて、その周りがテント地の布で覆われているものです。開いた部分と車内に仕切りを入れれば、もう一人眠れるスペースが確保できます。
しかし、実際問題軽キャンパーに適しているのは一人旅でしょうね。複数で使うならそれ以上の大きさがお勧めです。