コイズミ/かるきゃん『スライドアウト』&『リフトアップルーフ』装備車の展開の様子と室内の様子を詳しく確認してみました

株式会社コイズミのかるキャンという軽キャンピングカー。最近ではキャンピングカーショーなどで必ず展示されていることから、ご覧になったこともある方も多いはず。

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私も最初にキャンピングカーショーで実際に見た時は、「何だか三角屋根の変な軽キャンピングカーがあるな」ぐらいにしか思っていなくて、「こんな変な軽キャンピングカー、需要があるのかな?」と思ったもの。

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この写真は、2011年7月に開催された東京キャンピングカーショーでの展示の様子。屋根が大きく持ち上がり、その形状がポップアップルーフでもなく、またはエレベータールーフでもない形状から、東京キャンピングカーショーの会場内でもかなり目立っていたのを思い出します。

展開した時にサイドの壁面部分に分離式のクーラーである、ラクールという簡易クーラーを装備し、夏場の暑さ対策としているようです。このラクール、室内の広いバンコンやキャブコンなどでは、真夏の昼間の運用は厳しいみたいですが、軽キャンピングカーのような狭い空間であれば、それなりに冷えるようです。

ただ、就寝するのは基本的に夜のため、夜間であればラクールでバンコンやキャブコンなどでも十分に室内を冷やせるようですが・・・。しかし、2014年の今はバンコンやキャブコンにも家庭用のエアコンが装備される時代になっているため、ラクールのような小型のものではなく、家庭用のエアコンをチョイスした方が間違いないのは確か。

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このかるキャン、軽キャンピングカーのキャブコン仕様にしては、エントランス部分の幅が広く、何と860mmもあり、大型のアメ車キャンピングカーにも引けを取らないような大きな扉。高さは1,107mmですが、これは軽キャンピングカーでは仕方のないところで、これ以上高くするには、キャンピングシェル自体を高くしなければならないため、この開口部の幅を高く評価したいところ。

ドアの素材もペラペラのドアではなく、それなりにしっかりとした造りになっていて、軽キャンピングカーのエントランスドアと言えども手を抜いていない造りはさすが。サイドオーニングもきちんと装備(オプション)し、キャンピングカーらしい佇まいを演出。

ちなみに、車両サイズは、

走行時:全長3,395mmX全幅1,475mmX全高1,930mm
展開時:全長3,395mmX全幅2,090mmX全高2,860mm

となっており、展開時のサイズは、全長以外のサイズで5X2サイズのキャブコンと幅と高さは遜色ないサイズとなっています。走行時はかなりコンパクトになっているけど、いざ展開すれば、かなりの大きさになることが分かります。

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それでは室内サイズはどのように変化するのかと言えば、
走行時:室内長1,780mmX室内幅1,275mmX室内高1,230mm
展開時:室内長1,850mmX室内幅1,970mmX室内高2,100mm(最大高さ)

となっています。

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室内幅が2mに迫る大きさになるため、ルーフ部分にある2階ベッド部分に大人二人が楽に就寝できるというのが、このかるキャンという軽キャンピングカーの最大の魅力。

ワンボックスタイプやキャブコンタイプの軽キャンピングカーであれば、ポップアップルーフなどで室内高を稼ぐことはできても、幅を広げることは不可能なため、この軽キャンピングカーに装備された『スライドアウト』&『リフトアップルーフ』の恩恵はかなりのもの。

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この軽キャンピングカー、かるキャンの主な装備品としては、大型シンク付キッチン(スイッチ付電動蛇口)20L給排水タンク(インナーポンプ付)、12V冷蔵庫、対面式シート(ベッド展開時は1,970mm×870mmのサイズで、大人が1名就寝可能)などとなっています。

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軽キャンピングカーなので、装備品はミニマムですが、あまり装備品を詰め込んでも車内が狭くなるだけなので、このくらいで十分かと・・・。

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こちらのプライスは、2011年7月のもの。軽キャンピングカーと言えども、オプション無しで、約250万円、この価格をどう捉えるかは、購入する方の使い方や、価値観に委ねるしかありません。

次に、かるキャンの展開の様子を・・・。

こちらは2012年2月に開催されたジャパンピングカーショーの写真から追ってみます。

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まず、車体側面にある穴に『手巻き式ルーフアップウインチ』を差込みます。

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それをクルクルと回していけば、徐々に屋根の部分が斜めに持ち上がっていきます。見学されている方も興味深そうです。

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さらに手巻き式ルーフアップウインチを回していき、最大限に屋根が上がったところでストップ。

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その状態になったら、おもむろに壁面に付いている2つのハンドルを持ってスライドアウト部分を手で引き出します。アメ車キャンピングカーのスライドアウトは電動で動きますが、かるキャンのスライドアウトは手動式。

ただ、これ位のサイズのスライドアウトであれば、あえて複雑な機構になる電動スライドアウトなどを組み込まず、手動にしたのは正解だと思います。電動品はトラブルがあった際にはかなり面倒なことになる上、コストと重量がかさむため、軽キャンピングカーには向いていないと思います。

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このように展開された室内、2011年モデルと、微妙に家具の配置が違いますね。まぁ、内装はオーダーでいくらでも変更できそうなので、この辺りは自由度があっていいのではないかと思います。

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車体のエンブレムがCOiZUMIになっています。細かいところですが、遊び心があっていいのではないかと思います。

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そして、2014年7月に開催された東京キャンピングカーショーでは、ベース車両であるスズキのキャリーがモデルチェンジし、キャビン(運転席・助手席)が広くなったようです。

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ベース車のリニューアルに伴い、ルーフボックスも追加になり、収納部分が増えました。

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さらに2014年のトレンドとして、かるキャンにも遂にソーラーパネルを装備。キャンピングカーとソーラーパネルの相性は良く、この装備自体は10年以上前から装備されていたのですが、価格がネックになっていました。

ただ、最近はソーラーパネル自体の価格が下がってきたことと、優秀なコントローラーの開発、さらにはリチウムイオン電池とのコラボで、一気にキャンピングカーのサブバッテリー関連の環境が進化してきています。

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2014年モデルも、展開する部分は同じで、内装も同じようですが、細かい部分のブラッシュアップは当然のように進んでいると思われ、ますます完成度が高くなっているように思います。

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軽キャンピングカーの枠にとらわれずに大胆な発想から生まれた『かるキャン』一度キャンピングカーショーなどで現車を確認することをオススメします。軽キャンピングカーでありながら、室内の開放感に驚かれると思います。

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