株式会社メティオ『軽キャンパー・車中泊専用モデル』を詳しく検証

株式会社メティオが製造する軽キャンピングカー、その名も『軽キャンパー・車中泊専用モデル』というストレートなネーミングの軽キャンピングカーを詳しく検証。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

外観はルーフラックが装備されている程度で、普通の軽ワゴン車にしか見えません。ベース車輌もダイハツのアトレーワゴンカスタムターボRS Limitedというグレードを使用。ガソリンエンジンで軽自動車なので排気量は660cc。フルタイム4WDの4ATという駆動系を持ち、この4ATというミッションの設定は嬉しいところ。

というのも、軽キャブコンに使用されている軽トラックのATは、3速ATが大半で、やはり1段ギアが多いということは、高速道路を走る時の車内の騒音や燃費にも影響してくるため、4ATの設定は歓迎すべきもの。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

車輌サイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,875mmと、軽自動車だけにかなりコンパクト。軽キャブコンのようにキャビン部分との段差もないため、張り出し部分を気にする必要もありません。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

軽キャンパー・車中泊専用モデルの車輌後方を見た様子はこのようになっていて、純正車輌の上に調理台(兼収納庫)と就寝用マットの台座を置いたような形になっています。最後部には外部電源+電源切替器でしょうか?それなりの大きさの電装品のようなものが装備されていました。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

ただ、気になったのが、この電源装置の左側から車外に伸びる配線の処理方法。おそらく無線装置がオプションで装備されているショーモデルのため、そのアンテナ用の配線だと思いますが、バックドアのパッキンの上を大胆に這わしています。

これではバックドアを閉めた時に配線を噛み込んでしまう仕様なのですが、これでいいのでしょうか?バックドアの下部にあたる部分のため、防水性に問題はないとは思いますが、もう少しうまく車内から配線を引き出す方法がなかったものかと疑問に感じます。

無線機器のアンテナを取り付けなければおそらくこのような配線は必要ないと思われますが、メティオというキャンピングカービルダーのキャンピングカー造りに関する考え方が分かるところです。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

いい悪いは別として、「こんな割り切り方法もアリなのね」と、思ってしまいました。余計な穴を車体に空けないというコンセプトには賛同できますが・・・。と、思って車内を見ていると、サブバッテリーのモニターパネルのようなものを発見。

それをよく見てみると、ソーラーパネルからの充電も行なわれているようで、何と標準装備で230Wのソーラーパネルを装備している軽キャンピングカーだということが分かります。そうなると、先程車外に出ていた配線は、ソーラーパネルのものかも知れず、それならなおさら車内から配線をうまく出してくれた方がいいと思ってしまう私。

現在は曇りのため、発電量は少ないですが、晴れればサブバッテリーの補充電くらいには十分だと思います。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

このメティオ・軽キャンパー・車中泊専用モデルの標準装備品は、ソーラーパネル、調理器具(冷蔵庫)、サブバッテリー(100Ah)、ベッド(組立て式)、収納庫(キャビネット)となっています。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

4人乗車した時に対面して着座できるよう、運転席・助手席の背中を活用してセカンドシートを後ろ向きにする仕様で、これは室内空間のあまり広くないハイエースのバンコンなどでも用いられている手法。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

ただ、就寝定員も4人となっていますが、さすがに軽キャンピングカーとは言え、軽ワゴン車以上の室内空間がある訳ではないため、実用上は2人就寝が限界かと・・・。1人で使えばもっと快適だとは思いますが、2人旅用と考えた方が良さそうです。

純正のシートを取り外さない仕様(簡易ベッドキットを設置するタイプ)のため、ベッド下の収納スペースもミニマムで、4人で車旅に出かければ、おそらく就寝時には荷物の置き場が無くなってしまう可能性もあります。ですから、ある程度は荷物を厳選していく必要があります。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

この株式会社メティオが製造する軽キャンピングカー『軽キャンパー・車中泊専用モデル』をオススメする方は・・・

◆2人旅でキャンピングカーを使おうと思っている方
◆車内の広さより車体のコンパクトさを優先する方
◆キャンピングカー然としたスタイルに違和感を覚える方
◆普段はベッドキットを車外に降ろして普通の軽ワゴン車として使いたい方
◆サブバッテリーの保護にソーラーパネルが必要だと感じている方

標準装備の車輌価格は、262万円(税抜き)のため、架装をしていない車輌のみの価格、173.8万円(税込み)価格との差をどう見るかによって、この軽キャンピングカーの価値が変わってくると思います。

軽キャンパー・車中泊専用モデル

私の見解としては、『やや割高かな』と思う軽キャンピングカーです。ただ、自分で造ろうと思えば、キャビネットの造作などに技術が必要になるため、その辺りを含めると妥当な価格かもしれませんが・・・。

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