オートショップアズマ『k-ai(ベンチタイプ)』を検証【エレベータールーフを詳しく観察】

今回は、オートショップアズマが製造する軽キャンピングカーのk-ai(ベンチタイプ)を検証。

k-ai(ベンチタイプ)

キャンピングカーショー会場内でも目立つ存在である、エレベータールーフのキャンピングカー。三角形に屋根が持ち上がる普通のポップアップもいいですが、この屋根全面が均等に持ち上がるというキャンピングカーの方が私にはよく目につきます。

k-ai(ベンチタイプ)

キャンピングカーショーなどに行くと見掛ける『展示即納車』。このような表記のあるキャンピングカーは注文すればすぐに手に入るため、今度の冬休みに間に合わせたいとか、ゴールデンウィークに新車のキャンピングカーで出掛けたいというニーズも満たすことが可能。

k-ai(ベンチタイプ)

k-ai(ベンチタイプ)のエントランス部分の様子ですが、やはり他の軽キャブコンタイプと同様に、1段目のステップの幅は小さく、室内空間が狭くなる関係から、ここを広くする訳にはいかないようです。

アウトドア用の踏み台を使えば乗り降りが楽ですが、キャンプ場ならいざ知らず、普段の外出ではこのような踏み台を毎回使うのは面倒です。ただ、カムロードタイプのキャブコンに比べれば1段目のステップ位置は低く抑えられているため、無理に踏み台を準備しなくても問題はなさそうです。

k-ai(ベンチタイプ)

キャブコンタイプの軽キャンピングカーのため、運転席・助手席の間は行き来できるようになっていて、これなら外が雨でもいちいちキャンピングカーの外に出なくても後部居室部分に移動できるため、使い勝手が良いはず。

k-ai(ベンチタイプ)

k-ai(ベンチタイプ)というモデル名の通り、エントランスを入ってすぐの場所にベンチシートがあり、それが最後部まで続いています。

k-ai(ベンチタイプ)

横向きに2名であればゆったりと座ることができ、ベンチの前にはシンクと小さな収納庫があります。車内の家具らしい家具はこれだけで、軽キャブコンという限られた空間のため、配されている家具は本当にミニマム。

ちょっと物足りないような気もしますが、これ以上室内家具を増やせば居住空間を圧迫することにもなるため、これが限界かもしれません。

k-ai(ベンチタイプ)

k-ai(ベンチタイプ)の特徴である、エレベータールーフの様子を詳しく見ていきたいと思います。このエレベータールーフに採用されている布地の素材自体は非常にしっかりとしたものが使われていて、これなら外が多少の荒天でも安心してエレベータールーフを上げておくことができます。

k-ai(ベンチタイプ)

このエレベータールーフのいいところは、何と言っても車内のどこにいても天井の高さが均一なところ。屋根が斜めに持ち上がるポップアップルーフタイプであれば、こうはいきません。

このエレベータールーフの恩恵は絶大で、軽キャンピングカー内で大人が立っても天井に頭がつくということはありません。これだけの高さがあれば、車内で着替えをするのも楽々。

k-ai(ベンチタイプ)

両サイドには網戸にできるようになっている部分もあり、暑い時などはここを網戸にしておけば風が通ります。

k-ai(ベンチタイプ)

後部天井付近の両脇にはキャビネットも装備されていて、それ程サイズは大きくないものの、収納の少ない軽キャブコンであれば重宝するはず。

k-ai(ベンチタイプ)

運転席・助手席の天井部分に高さは低いですが、収納スペースが設けられています。ちょっとした物を入れておくには重宝しそうですが、高さが低く、奥行きがある程度あるため、奥にあるものが取り出しにくくなる可能性もあるため、入れる物を考えなければなりません。

k-ai(ベンチタイプ)

エレベータールーフと車内側の接合部分には無垢材が使われているようです。ただ、エレベータールーフの布地の最終処理部分である切り口が露出しているため、この部分は目隠しをして欲しいと思います。車内で立った時にどうしても目についてしまう場所だけに、処理にもう一工夫欲しいところ。

k-ai(ベンチタイプ)

シートのカラーは選べるようですが、このオレンジを基調としたシートカラーは、採用されている家具の色調と近いため、車内トーンの統一に一役買っている印象。明るい感じも受け、車内が広く感じられる配色。

k-ai(ベンチタイプ)

軽キャンピングカーであるため、ベース車両は当然軽自動車。このk-ai(ベンチタイプ)のベース車両は、マツダスクラムTで、排気量は660cc。最高出力はノンターボのため50馬力。ミッションは3ATということですから、高速道路などではエンジンをある程度回さなければならないため、車内の騒音を覚悟しなければなりません。

普段使いであれば問題はなさそうですが、高速道路を使って遠方に行く場合は3ATというのはちょっとツライところ。元々軽トラックというのは長距離を巡航する目的で作られた車ではないため仕方のないところではありますが・・・。

k-ai(ベンチタイプ)

乗車定員は4名となっていますが、ベンチシートに長時間座っているのも大変なため、基本的には2名乗車と割り切った方が良さそうです。就寝定員も2名となっていることから、やはり2人旅で使う軽キャンピングカーだと思います。

車両サイズは、全長3,390mm×全幅1,470mm×全高1,990mmというサイズで、この大きさであれば日本国内において取り回しに苦労することはないはず。カムロードがベース車両のキャブコンを運転するのが不安な方であれば、軽キャンピングカーはオススメのサイズだと思います。

k-ai(ベンチタイプ)

また、軽自動車 黄8ナンバー登録のため、維持費が安いという点も見逃せないメリット。
・自動車税 年間4,000円(2014.12現在)
・重量税 24ヶ月6,600円
・自賠責保険 25ヶ月17,350
となっています。

k-ai(ベンチタイプ)

主な装備品としては、フロントエアコン(ベース車両のもの)、給・排水タンク10L、調理器具(カセットコンロ)、サブバッテリー(105h)、外部電源、カーテン(遮光)、収納庫となっています。

標準装備における車両本体価格は、2,446,000(税抜き)となっていて、キャブコンタイプの軽キャンピングカーとしては標準的な価格。

ただ、エレベータールーフの価値は高く、エレベータールーフが付いているというだけで、価格以上の価値があると私は思っています。走行時は天井高を低く抑えることができ、車中泊する場所に到着すれば展開をして車内を広く使えるエレベータールーフは、言ってみれば『いいとこ取り』のようなもの。

他のキャンピングカーにももっと普及しても良さそうなものですが、開閉部分の構造や生地の設定など、FRPルーフにはない難しさもあるため、手を出さないキャンピングカービルダーの方が多いのかもしれません。

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