ケイワークス『オーロラ・スタークルーズ』のポップアップルーフを検証

ケイワークスというキャンピングカービルダーが製造する、200系ハイエースベースのバンコン、オーロラ・スタークルーズというキャンピングカーを検証。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

斜めに上がるポップアップルーフは、会場のどの場所からも目立つ存在で、高速道路のサービスエリアや道の駅などで車中泊をしていても目立つ存在。駐車場が混雑している中でトイレに行っても、ポップアップルーフを展開していれば自分の車がどこにあるかすぐに分かります。

逆に展開していない場合は、ハイエースのバンコンはさりげない感じなので、今度は見つけるのが困難になることも・・・。ハイエースのバンコンですから、スライドド

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

アを開ければそこはすぐにダイネットとなっていて、シックな感じのシート地を使った座席が見えます。最近のバンコンの傾向としては、両側スライドドアの車両をベース車両として採用するキャンピングカービルダーが多いということ。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

確かに両側に出入り口があった方が荷物の載せ降ろしや人の出入りも便利です。ただ、小さいお子さんがいる家庭などでは、子供に車道側のドアを不用意に開けさせないように注意が必要。小さな子供は車道側・歩道側という概念がありませんから、車道側に飛び出して事故に遭うかもしれないため、親は注意しなければなりません。その辺りのことを注意すれば、両側スライドドアは便利なもの。

スライドドアの前にキャビネットなどの家具を配置できないということもありますが、ハイエースクラスのバンコンであれば、他にも設置する場所はあります。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

斜めに持ち上げるポップアップルーフは、車両後部が高く、車両前部が低くなっているため、大人が立って着替えなどをする場合は、後部で行なうようになります。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

ここが屋根全体が垂直に持ち上がるエレベータールーフとの違いですが、ハイエースのバンコンではこの三角屋根のポップアップルーフが圧倒的多数。エレベータールーフと機構自体はそれ程変わらないように思えるのですが、何か技術的に難しいことが他にあるのかもしれません。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

前向きに7~8名の乗車が可能で、移動中も快適に過ごせるようなシートが採用されています。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

株式会社 伊原工業というキャンピングカー用シートを製造している会社のバタフライシートを採用しているようです。愛知県にある会社で、この『iSeat』というシートは業販専用モデルのようで、一般には販売していないのが残念。

かなり自由度が高い上に国産で丈夫なシートということで、キャンピングカーを自作したい方には気になるシートメーカーだと思うところ。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

出ました。最近の200系ハイエースのバンコンで流行っている床下収納スペース。通称『落とし穴』ですが、コレがあるのと無いのではバンコンの荷物収納スペースに大きな差が出ることは間違いありません。防水加工もされていることから、マリンスポーツやスキー・スノボなどで濡れた道具を入れるのにも重宝する装備です。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

サブバッテリーの収納庫内もキレイに配線類がまとめられていて、サブバッテリー本体・サブバッテリーチャージャー・インバーターなどが整然と収納されています。サブバッテリーはシングルでの運用が基本のようです。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

キャビネットの閉まり具合も悪くはなく、キッチリと家具も造り込んでいる様子が伺えます。最近のキャンピングカービルダーらしく、家具のクオリティーや質感にはこだわっているようです。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

ポップアップルーフはオプション扱いになっているようで、ポップアップを追加した場合には90万円(税別)ということ。この90万円をどう見るかというところではありますが、ルーフを加工したりポップアップルーフの材料代などを考えれば、高額ではありますが、価値のある装備品だと思います。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

200系ハイエースも発売から2014年でちょうど10年が経過し、昨年は3度目のマイナーチェンジもしていることから、2016年には次期ハイエース(300系?)が発売になるかも知れず、ハイエースのバンコンの購入を考えている方は悩ましいところです。

ケイワークス,オーロラ・スタークルーズ

後発組の日産NV350キャラバンにパートタイム4WDのディーゼル車が設定されていることを考えれば、ディーゼル車のテコ入れのためにそろそろフルモデルチェンジも視野に入ってくるのではと思ってしまいます。

これからもハイエースのバンコンの動向から目が離せないのは間違いありません。

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