中古キャンピングカー『RVビッグフット オクタービア(バスコン)』2006年式 2WD/AT 走行3万km を検証

RVビッグフットというキャンピングカービルダーが製造したバスコン、『RVビッグフット オクタービア』という中古キャンピングカーが出ています。

RVビッグフット オクタービア

バスコンと言えばトヨタのマイクロバスである、コースターをベース車両としたキャンピングカーを思い浮かべる方も多いと思いますが、このオクタービアは日産シビリアンの標準ボディーがベース車両。

RVビッグフット オクタービア

コースターよりスクエアなボディー形状により、シビリアンの方が車内スペースを有効に使えるという説もあり、シビリアンをあえて指名してバスコンを造る方もいます。

RVビッグフット オクタービア

車両サイズは、全長6,270mm×全幅2,060mm×全高2,700mmと全長こそ6mを超えていますが、幅が2m程しかないため、日本国内で取り回しに苦労するような場面は少ないはず。

RVビッグフット オクタービア

強いて言えばコンビニやスーパーの駐車場などに気軽に停めるがやや難しいということぐらいで、最近のコンビには大型車の駐車スペースを確保している店舗も多く、高速道路のパーキングエリアやサービスエリア、道の駅なども大型車の枠がきちんとあるため、問題はありません。

排気量4,160cc、2WD/4速ATのディーゼルエンジンでノンターボのため、135馬力というエンジンスペックはやや物足りないものがあるかもしれません。乗り心地の面においてもコースターの方が上と言われるところもあり、やはりこの形と雰囲気が好きな人が乗るにはいいかも知れないというバスコン。

RVビッグフット オクタービア

ベース車両のことはさておき、内装は非常にキレイです。木の色遣いと配色もよく、シートカラーもその雰囲気を壊すことなく車内に違和感なく溶け込んでいます。

RVビッグフット オクタービア

車内のレイアウトは多くのバスコンで採用されている、エントランスを入った正面にダイネット、その後部にマルチルーム(収納庫兼トイレルーム)があり、最後部に一段高くなったベッドスペースがあります。

RVビッグフット オクタービア

このベッドスペース下が巨大な収納庫となっていて、車内・車外のどちらからでもアクセスできるようになっています。バスコンの良いところはこのような巨大な収納スペースが難なく造れてしまうところ。

これがハイエースのバンコンやキャブコンではこうはいかず、なんとか5m前後の車体の中に収納スペースを確保すべく、かなりギリギリのレイアウトを迫られているもの。

RVビッグフット オクタービア

この中古バスコンキャンピングカー『RVビッグフット オクタービア』の装備品は次の通り。

電子レンジ、フロントエアコン、ギャレー、リヤエアコン、インバーター、走行充電システム、GPS(ナビゲーション)、バックアイカメラ、TV/TVビデオ、冷蔵庫(12V)、FFヒーター(軽油)、オーディオ(CDデッキ)、HDDナビ(フルセグ)、ETC、地デジ液晶TV、1500Wパワーインバーター、地デジアンテナ、マルチルーム、MAXFAN、燃料式FFヒーター、常設Wベッド、スカイライトルーフ、となっています。

バスコンには珍しい、スカイライトルーフ(サンルーフ)が装備されていて、このおかげで車内がとても明るくなっています。あまり装備されているバスコンを見たことがないため、この装備品は価値のある装備品だと思います。

RVビッグフット オクタービア

マルチルームはそれ程広くはありませんが、ポータブルトイレを置いて使うくらいのスペースは確保されているようで、緊急用としてポータブルトイレを準備しておいてもいいかもしれません。

乗車定員6名、就寝定員4名と、普通であればこのシビリアンの標準ボディーの乗車定員は26名。それを20名も少ない定員で遣うのですから、贅沢と言えば贅沢。その分車内をゆったりと使え、本当の意味で『滞在することができる』キャンピングカーなのかも知れません。

2006年式と2014年現在で8年落ち。しかし走行距離は3万kmとディーゼルエンジンとしては極めて少ない走行距離となっていて、エンジンに関して言えば『新車並』と言っても過言ではありません。

RVビッグフット オクタービア

こんなキレイに使われている上、低走行の中古バスコンキャンピングカーのお値段は428万円(税別)と、400万円台でこんな程度の良いバスコンが買えることに驚きです。

シビリアンのガラス窓仕様のオクタービアの新車価格は、税込みで約800万円ということですから、8年で約半額になったということ。ただ、バスコンの値段が急激に下がることはなく、この先何年か乗っても価値が『ゼロ』になることはありません。

それは昭和の時代の中古バスコンが、中古キャンピングカー市場できちんとした価格にて取引をされていることからも解ります。

RVビッグフット オクタービア

そう言った意味では『乗り潰しのできないバスコン』ということで、購入して、今度売却する時でも、乗用車のように10年乗ったから価値は『ゼロ』ということにはならないため、中古キャンピングカーでも価値という面では心配はありません。

とにかく中古キャンピングカー市場にバスコンの玉数は少なく、程度の良いバスコンはすぐに売れてしまうため、「いいな」と思ったら早めに見に行った方がいいかも知れません。

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