中古キャンピングカー『バンテック ジルクルーズ限定仕様』2013年式 4WD/AT 走行1.3万km を検証

凄いキャブコンタイプの中古キャンピングカーが入庫しています。その名も『バンテック ジルクルーズ限定仕様』という車両。

ジルクルーズ限定仕様

2004年7月より発売が開始された『限定仕様車』かと思いましたが、このジルクルーズは2013年7月新規登録と、約1年早く発売された限定仕様車のようで、確かに2014年7月に30台だけ販売された限定仕様とは内装が微妙に違います。

2014年7月に30台販売されたジルは、通常モデルと以下の点が異なっているようです。

外装
・ボディストライプデザイン変更
・外装スカート色変更
・フロントエアロバンパー

内装
・内装色
・室内照明(暖色系LED)

ということですが、今回はこの『限定仕様』のジルを検証してみたいと思います。

ジルクルーズ限定仕様

限定仕様ということで、標準仕様のジルとは内装の配色が違います。標準仕様のジルが木目調の家具を採用しているのに対し、ダークカラーの家具を採用し、落ち着いたトーンの配色となっています。

この家具の色は好みが分かれるところですが、高級なバスコンなどで他社が採用していることもあり、ダークなトーンは高級感を演出するには欠かせない配色のようです。実用面から言わせれば、『汚れの目立たない色』ということになるため、アウトドアで使う製品としてはその辺りは歓迎すべき点かもしれません。

ジルクルーズ限定仕様

ベース車両はいすゞ エルフの2tonカスタム。エンジンは3,000ccのディーゼルターボで、最高出力150馬力、最大トルクは38.2kg-mとなっています。

ミッションはスムーサーEXという変速機構(全自動変速が可能なタイプの機械式オートマチックトランスミッション)を採用し、アクセル、ブレーキの2ペダルとなっています。

いわば4WD/ATという仕様。やはりレジャーで使用するキャンピングカーだけに、マニュアルミッションをガチャガチャやりながら運転したくないという方も多く、キャンピングカーにおいてはAT車を選択される方が多いのも事実。

私も今のジルを購入するにあたり、AT車以外の選択はあり得ませんでした。諸外国ではかなり大型のバスでもAT化が進んでいるため、技術立国日本において、大型車のAT化はそれ程困難ではないとおもうのですが・・・。

ジルクルーズ限定仕様

バンクベッドは開口部が大きく、もぐり込みやすい形状。バンクベッド部分の外観をスタイリッシュにするために先端が絞り込まれているので、開口部を頭にして就寝しなければ、かなりの圧迫感があることは否めません。

乗り降りするのに使いやすそうなラダーが付いているので、小さなお子さんや高齢者でも利用は可能かもしれません。バンクベッドは高い位置に付いているため、乗り降りに不安があるという方も多いことから、このような使いやすい感じのラダーが付属しているのは高ポイント。

ジルクルーズ限定仕様

車内のレイアウトは、センターエントランスを入った正面にダイネット、最後部に2段ベッドがあり、その間にフリールームとギャレーがあるというマイクロバスなどで採用されているオーソドックスなスタイル。

やはりこのレイアウトが一番使いやすいのでしょうか?本当に採用しているキャンピングカービルダーが多くあります。

ジルクルーズ限定仕様

この中古キャンピングカー『ジルクルーズ限定仕様』の主な装備品は、バックアイカメラ(カラー)、サイドオーニング(3.5m)、ベンチレーター(MAXXFAN)、アクリル2重窓、FFヒーター(ベバスト)、走行充電システム、サブバッテリー(4本)、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、冷蔵庫(DC 90L)、コンロ、電子レンジ、給水タンク(67+20L)、排水タンク(70L)、温水ボイラー、シャワー設備、外部シャワー、トイレ(カセット)、オートエアコン、リアスタビライザー、走行中カメラ・モニター、ソーラーパネル170W、セパレートエアコン、リアマッドガード、エントランスステップ、リアスピーカー、ポータブル発電機用I-BOX、LEDドックライト、エントランス集中ロック、地デジチューナー、ドアバイザー、ホイールライナー、VAモニター、シャワーカーテン、FFヒーター用タイマーWebcon3、という内容。

ジルクルーズ限定仕様

ちょっと書いているだけでクラクラきそうな程装備品がテンコ盛りで、これ以上は何を求めるのか?というところ。

ポータブル発電機用I-BOXというバンテックオリジナルの発電機用BOXが装備されていることから、発電機を購入してキャンピングカー内でコタツでも使えばどうか・・・、という発想になってしまいます。ただ、家庭用エアコンやFFヒーターもあるので、家よりも居心地がいいかもしれません。

ジルクルーズ限定仕様

中でも注目に値するのがサブバッテリー(4本)という装備品。この4本のサブバッテリーで1,500Wのインバーターを介して家庭用エアコンを駆動させることにより、発電機に頼らなくても静かに車内を冷やすという使い方ができるようです。

ただ、かなりの電力を消費するため、空っぽになったサブバッテリーを補充電する必要があるため、外部電源もしくは発電機による充電が欠かせないと思うのですが、いかがでしょうか。4本のサブバッテリーを走行充電だけではとても満充電できませんから・・・。

結局は発電機等を利用して電気を溜めなければならないのではないでしょうか。この辺りは一度バンテック社に聞いてみたいものです。

ジルクルーズ限定仕様

ギャレー部分はシンクとコンロという標準的な構成で、頭上に電子レンジが設置されていますが、この位置が適当かどうかは少し疑問が残るところ。車内レイアウトの関係上この位置になったと思うのですが、やはり位置が高過ぎる感じもします。

一般家庭でこのような高い位置に電子レンジを置いているところが無いことを考えれば、この位置が微妙だということがわかるはず。

ジルクルーズ限定仕様

フロアベッドを展開すればかなり広々とした空間が広がり、使わない荷物を二段ベッドの下に収納すれば、ゆったりと車内を使うことができます。

この中古キャンピングカー『ジルクルーズ限定車』の車両サイズは、全長5,180mm×全幅2,110mm×全高3,000mmと、全長はハイエースのスーパーロングより短い設定。逆にこれだけの長さに全長を抑えながらこの広い空間を確保できるバンテック社のレイアウトの妙には関心させられるところ。

乗車定員7名、就寝定員5名と、利用可能な人数も実用的。就寝定員はフロアをベッド展開しないことを前提とした人数で、フロアベッドを展開すれば+2名の合計7名の就寝が可能。

ジルクルーズ限定仕様

あえてフロアベッドの就寝定員をカウントしなくても済むのは、大型のバンクベッドと二段ベッドのおかげ。

2013年式と2014年現在で1年落ち、走行距離は13,300と新車並みのこの中古キャンピングカー『バンテック ジルクルーズ限定仕様』の価格は878万円(税込)というもの。

ただ、この中古キャンピングカーのオプション品などを加味すれば、おそらく新車価格は1,000万円前後だと思われ、現行のジルクルーズ4WD/ATの価格が945万円ということを考えれば、いかにお得かということが分かります。

1年で実質100万円以上のディスカウントということを考えれば、銀行の預金金利より遥かにお得だと私は勝手に思っているのですがいかがでしょうか。

ジルクルーズ限定仕様

私も古いジルに乗っていますが、バンテック社の家具やシェルは本当に丈夫。

13年以上使ってきて、細かいところはややくたびれてきた感はありますが、基礎部分が丈夫なため、何の問題もなく使用できています。

そういった意味では、次に買うキャンピングカーもバンテック社のものも十分視野に入れながら検討をしているところです。

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