中古キャンピングカー『セキソーボディー トム200』2011年式 2WD/AT 走行2.5万km を検証

200系ハイエースを大胆にボディーカットした中古キャンピングカー、セキソーボディー トム200という車両が出ています。

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今ではすっかり見慣れたこの姿も、発売当初はかなり衝撃的だったことを思い出しました。

キャブコンタイプのキャンピングカーのベース車両は長い間トヨタのカムロードというキャンピングカー専用シャーシを持つトラックがほぼ独占状態で使用されていました。これにやはりトヨタのタウンエース/ライトエースのキャンパー専用車が小型キャブコンのベース車両として主に使用されていました。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

しかしトラックベースのベース車両は、乗り心地や今でこそエンジン馬力の点ではカムロードも改善されていますが、当時のカムロードは非力で、重いキャンピングシェルを背負って坂道などを登るのは不得手とされていて、多くのカムロードキャンピングカー乗りの方はトータル的な走行性能に不満を抱えている状態だったのです。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

そんな不満を解消すべく採用されたのが、当時発売されたばかりの新型200系ハイエースでした。ハイエースであれば、動力性能、乗り心地などの不満を解消できるとされ、ハイエースのボディーを大胆にカットしたキャブコンタイプのキャンピングカーが様々なキャンピングカービルダーから販売されたのです。

現在でも200系ハイエースのボディーカットキャブコンは製造され続けており、一定のニーズは常にあるようです。そんな経緯を持つ200系ハイエースをベース車両とした、セキソーボディー トム200。ベース車両はトヨタハイエースDX GLパッケージで、総排気量2,000ccのガソリンエンジン。駆動方式は2WD/AT。最高出力133PS、最大トルク18.6kg-mというスペック。

ガソリンエンジンなのでトルクが多少細いような気がしますが、一度スピードに乗ってしまえば中間からの加速にモタつきはないと思われます。

何より、この中古キャンピングカー『セキソーボディー トム200』はアルミボディを採用したことによる軽量化で、他のキャンピングカービルダーが採用しているFRPパネル構造のキャブコンよりかなり軽量。その分トルクの薄いガソリンエンジンでも軽快に走ると発売当初からPRされていました。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

車内のレイアウトは、センターエントランスで、フロント部分がダイネット、最後部に二段ベッドを持ち、その間にフリールームを持つという、二段ベッドを装備するキャブコンタイプのキャンピングカーとしては標準的な内装レイアウト。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

車外から見えるバンクベッド形状からして、バンクベッドのすぺーすがミニマムなのではないかと思われそうですが、バンクベッドの高さを確保できるような車内レイアウトとなっていて、いわゆる『穴ぐら』的な感じはしません。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

これで乗車定員7名、就寝定員6名を確保。車両サイズが全長4,980mm×全幅1,900mm×全高2,650mmであるにも関わらず、これだけの空間を確保できるのはレイアウトの妙としか言いようがありません。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

一見何のへんてつもないフリールームのように思われますが、実はこのフリールーム『大きさが変化』するのです。「えっ、変化するってナニ?」と思われそうですが、このフリールーム、使わない時は縮めておき、使うときに手前に引き出して使うことができるという画期的なモノ。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

私も現物を最初にキャンピングカーショーなどで見た時はよく分かりませんでしたが、実際にキャンピングカービルダーの方に操作をしてもらい、ようやく仕組みが分かりました。実際の使い方としては、使わない時は窓側に縮めて収納してあり、フリールームでトイレなどを使う時は手前に引き出して空間を拡大して使えるという、まさに『目からウロコ』状態の装備品。

トイレもポータブルトイレを置いておくだけであれば収納状態でも設置可能なため、フリールームを使わない時は収納しておくことで後部二段ベッドの周辺を広く使えるという発想。「いやぁ~、本当にいろいろなことを考えるもんだなぁ~」と、当時は感心したもの。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

この中古キャンピングカー、セキソーボディー トム200の装備品は、バックアイカメラ(カラー)、ベンチレーター(マックスファン)、アクリル2重窓、リアクーラー リアヒーター、FFヒーター(ベバスト)、走行充電システム、サブバッテリー、外部AC入力、外部充電器、インバーター(350W)、冷蔵庫(65L)、コンロ(カセットコンロ)、給水タンク(20L)、排水タンク(20L) 、エントランスドア連動集中ドアロック、GLパッケージ、サイドバイザー、ショックアブソーバー(モンロー)となっています。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

キャブコンなので、アクリル2重窓はいいとして、やはり価値があるのは『エントランスドア連動集中ドアロック』ではないでしょうか。私の乗るキャンピングカージルも、購入して最初に施した改造(改良)は、このエントランスドアと、他のドアを連動して施錠することができる『エントランスドア連動集中ドアロック』でしたから・・・。

これがないと運転席・助手席のドアはキーレスエントリーなのに、エントランスドアだけはガチャガチャと鍵を差し込んで施錠/開錠しなければなりません。私もキャンピングカージルを買って1ヵ月で嫌気がさしてしまい、アフターパーツの『エントランスドア連動集中ドアロック装置』を購入して夜中まで掛かって取り付けたことを思い出します。

やはりこの集中ドアロックがあるとないとでは、キャンピングカーというか『車』としての使い勝手が全然違います。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

後部二段ベッドも十分な幅が取られていて、寝心地は良さそうです。バンクベッドに2名、フロアベッドに2名、後部二段ベッドに2名の、合計6名が無理なく就寝できそうです。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

4人家族で使えばダイネット部分をベッド展開しなくても全員が就寝可能で、このダイネット部分をベッド展開しないでいいというのは、キャンピングカーに15年近く乗っていて本当に羨ましいと思うところ。

というのも、旅先で車中泊する際に、このダイネット部分をベッドにするというのが意外に面倒だということがあります。一日遊び疲れて風呂に入り、食事をしてキャンピングカー内でビールなどを飲んでしまえば、その後にダイネット部分をベッド展開するのは本当に面倒なもの。

過去には何度も面倒なためフロアベッド展開せずに強引に就寝して、夜中に寝心地が悪くて何度も目が覚めたもの。ですから、今でも後部に常設ベッドがあるバスコンや二段ベッドを持つキャブコンには憧れています。

中古キャンピングカー セキソーボディー トム200

そんな中古キャンピングカー『セキソーボディー トム200』の価格は480万円(税込)。2011年式と2014年現在で3年落ち、走行距離は25,081kmとそれ程走行距離は伸びていません。新車価格は564万円(8%税込)ということを考えれば、3年で80万円のディスカウントとなります。

「ハイエースのボディーカットキャブコンは高すぎて手が出ない」という方でも、この価格であれば手が届くのではないでしょうか。と思って見ていたら、アッと言う間に商談中の表示に・・・、多分そのまま売れてしまうのでしょう。しかし皆さん本当によく見てますね・・・。

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