中古キャンピングカー『グローバル ユーロスター』2001年式 2WD/AT 走行3万km を検証

グローバルという今は倒産してしまって会社が無いキャンピングカービルダーの製造した、『グローバル ユーロスター』という中古キャブコンキャンピングカーを今回は検証。

グローバル ユーロスター

ベース車両はお馴染みのトヨタ カムロード ワイドトレッド。2014年現在はディーゼルエンジンの復権が進みつつある中ですが、このグローバル ユーロスターが初年度登録された2009年頃は、まだまだディーゼルエンジンは悪者で、ガソリンエンジンがもてはやされていた時代。

2WD/ATのガソリンエンジンは133馬力を発生させ、低速トルクこそ細いものの、高速道路などでは車内の静寂性も相まってガソリンエンジンの人気は高いものがありました。

グローバル ユーロスター

ただ、現在のカムロードのディーゼルエンジンは2982ccのディーゼルターボエンジンで最高出力は144馬力、トルクに至っては30.6Kg-mもあるため、低速から高速まで重いキャンピングカーをグイグイと引っ張ってくれるようになりました。

これも時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、そんな排気ガス規制という時代の流れに翻弄されたり、製造元であるグローバルが倒産してしまったりと、何かと不遇な感じのする中古キャンピングカー。

グローバル ユーロスター

ただ、外装・内装を含めた品質は非常に良く、当時は無垢材を使った家具を採用しているキャブコンビルダーは殆ど無かったため、非常に新鮮に映ったもの。今でもその無垢材を使った内装のクオリティーは色褪せておらず、実は私も密かに中古キャンピングカーとして良質の車両が出ないかと物色しています。

グローバル ユーロスター

このグローバル ユーロスター、室内のレイアウトも少し特別で、センターエントランスを入った脇に一人掛けの回転式シートがあり、その奥にL字型のソファーを配置。

グローバル ユーロスター

そのソファーの後ろにはセミダブルサイズのような大きさのフロアベッドがあり、その脇にトイレ・シャワールームを配しています。

乗車定員7名、就寝定員5名となっていますが、車内レイアウトを見た感じでは二人旅をゆったりと楽しむために造られたキャブコンにも見えます。というのも、家族4人で車中泊を伴う旅行に出掛けるには、やはりセカンドシート・サードシートを使って前向きに4人が座りたいもの。

このグローバル ユーロスターでは、座席は確保されてはいますが、後部座席で長距離の移動が快適なのは、エントランス脇にある回転する単座だけ。そう言った意味ではやはり二人旅仕様なのではと思ってしまいます。

グローバル ユーロスター

バンクベッドは天井高こそありませんが、かなり奥行きもあり広々としているため、後部フロアベッドに奥様が、バンクベッドに旦那さんが就寝すれば、2ルーム的な使い方ができ、長旅でも夫婦仲が悪くなることもないかもしれません。

グローバル ユーロスター

この中古キャンピングカー『グローバル ユーロスター』の主な装備品は次の通り。

バックアイカメラ(カラー)、ベンチレーター、アクリル2重窓、リアクーラー、リアヒーター、FFヒーター、走行充電システム、サブバッテリー、外部AC入力、外部充電器、冷蔵庫(65L)、コンロ(2口)、電子レンジ、給水タンク(60L)、排水タンク(50L)、温水ボイラー、シャワー設備、トイレ(カセット)、LPボンベ(5kg)、レンジフード、となっています。

グローバル ユーロスター

装備品を見る限り、フル装備の内容となっていて、車両サイズが全長5,250mm×全幅2,080mm×全高2,880mmのため、5×2サイズのキャブコンより車内はゆったりとしています。ちなみに、現行型(2014年式)のバンテックジル520の全長は5,160mmとなっています。

当時バンテックのジル520と真っ向から勝負を挑んだキャンピングカーでもありました。結果はバンテックが勝利した形となりましたが、キャンピングカーとしての内容は決して負けているとは思えないため、本当に惜しいキャンピングカービルダーをキャンピングカー業界は失ったと今でも私は思っています。

グローバル ユーロスター

2009年式と2014年現在で5年落ち。走行距離は30,839kmとほとんど走行していません。トイレ・シャワールームには最新式のカセットトイレも装備されているようで、あまり古さを感じさせない中古キャンピングカーでもあります。価格は430万円税込と、フル装備の中古キャンピングカーの割には安価な設定となっています。

キャンピングカービルダーが倒産したと言っても、余程特殊な装備品でも使用していない限り、どこのキャンピングカーショップでも基本的なメンテナンスは受けられると思うため、それ程心配することはありません。

グローバル社がない今、完全な絶版車となってしまった感のある『グローバル ユーロスター』というキャブコンは、中古キャンピングカー市場でも良質の車両が徐々に少なくなりつつあります。この車両も私が「いいなぁ~」と思う間もなく『商談中⇒売約済』となっていました。

やはり探している人は大勢いるようです・・・。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る