中古キャンピングカー『バンテック アトム SRX405 タイプB』 2007年式 2WD/AT 走行5.3万km

ちょっと懐かしい感じのする中古キャンピングカーが出ています。その名も『バンテック アトム SRX405 タイプB』というキャブコンタイプのキャンピングカー。

バンテック アトム SRX405 タイプB

今はバンテックのラインナップからは姿を消していますが、発売当初はいろいろな意味で話題になったキャンピングカー。

というのも、ベース車両が日本車でないところがちょっとした珍しいポイント。「え、ベース車両が日本車ではないキャンピングカーなどいくらでもあるじゃん」と言われそうですが、それもその通り。

しかしこの『バンテック アトム SRX405 タイプB』のベース車両はアメ車(フォード等)、ヨーロッパ車(ベンツ・フィアット)などの車両ではなく、韓国の現代自動車グループ(ヒュンダイじどうしゃグループ)の製造した車両を使用。

なんでわざわざ韓国の製造している車両(トラック)をベース車両にしたのかと言えば・・・。

○当時のトヨタのキャンピングカー専用ベース車両のエンジン馬力や乗り心地などに不満があった
○ノーズ付きのベース車両が国内には無く、このスタイルを実現するためのベース車両として『ヒュンダイ SRX』が選ばれた

というところでしょうか。

ただ、 ヒュンダイ製のトラックということでしたが、エンジンは三菱パジェロに使用されていたエンジンそのもので、エンジン型式も『4D56』と同一。ミッションはアイシン製ということで、国内の自動車整備工場で十分なメンテナンスを受けることができるということから導入されたもの。

2,500ccのディーゼルターボエンジンは、最大馬力145馬力、最大トルク33.0kg-mと馬力面においてもカムロードの比ではなく、これだけの馬力があれば重いキャンピングカーでも問題なく通常走行が可能。

バンテック アトム SRX405 タイプB

足回りもユニークで、フロントタイヤは205/70R15(シングル)を採用、リアタイヤは155 R13(ダブル)と、13インチのタイヤをダブルにしているところがちょっと変わっています。

13インチというトラックのタイヤにしては小さいタイヤを採用している理由としては、荷台部分を低くしたいという考えから来ているものと思われます。

バンテック アトム SRX405 タイプB

キャブ部分のインテリアもトラック然としていないところも好印象で、当時のカムロードにはないインテリアの豪華さも評価されていたところ。惜しむらくはハンドルが左ハンドルの設定しかないところと、4WDの設定がないというところ。

しかしヨーロッパ車のフィアットやアメ車のフォード車なども左ハンドルが標準のため、こちらは慣れの問題かもしれません。

バンテック アトム SRX405 タイプB の車両サイズは、全長5,580mm×全幅2,030mm×全高2,820mmというサイズで、やはりノーズがある分だけ全長が長く、5×2サイズの国産キャブコンより多少全長が長くなっています。

バンテック アトム SRX405 タイプB

このサイズで乗車定員7名、就寝定員6名となっており、家族4人であればかなりゆったりと使うことができるキャンピングカー。

ベース車両をバンテックが仕入れ、キャンピングシェルと内装部分をバンテックが行っているため、当時のアトムの内装と同じような仕上がりとなっています。

バンテック アトム SRX405 タイプB

車内のレイアウトは、リアエントランス仕様で運転席後部にサイドソファー、助手席後部にダイネット用のシート、最後部にギャレーとトイレルームを配しています。

バンテック アトム SRX405 タイプB

サイドソファーとダイネットの位置関係が左右逆ということを除けば、2015年式の現行モデルのジルと基本的なレイアウトは同じ。運転席の斜め後方にダイネットを配置するというレイアウトは、左ハンドルになっても継承されているようです。

バンテック アトム SRX405 タイプBの主な装備品は次の通り。

バックアイカメラ、サイドオーニング、ベンチレーター(吸排気)、アクリル2重窓、サイクルキャリア、リアクーラー、FFヒーター(ベバスト)、走行充電システム、サブバッテリー(ダブル)、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、冷蔵庫(DC/65L)、電子レンジ、給水タンク(40L)、排水タンク、温水ボイラー(LP)、シャワー設備、トイレ(カセット)、LPボンベ(2kg)、トイレルームアクリルウインド、ルーフラック/リアラダー、エントランスステップ、ポーチランプ、シャープソーラーパネル70W、となっています。

バンテック アトム SRX405 タイプB

いわゆるフル装備の内容で、バンテック社のアトム SRX405 タイプBに賭ける想いが伝わってくるようです。

2007年式と2015年現在で8年落ち。走行距離は53,700kmとそれ程走行している中古キャンピングカーではありません。

バンテック アトム SRX405 タイプB

何より三菱自動車のディーゼルエンジンとアイシン製のミッションの組み合わせを心臓部に持っているため、ベース車両の耐久性に関しては問題はないと思われます。

この中古キャンピングカー『バンテック アトム SRX405 タイプB』の価格は348万円(税込)。当時の新車価格は4,998,000円(税込)という価格でしたから、8年で150万円のディスカウントということになります。

バンテック アトム SRX405 タイプB

現在は製造をしていないということと、このノーズのあるスタイルが好きという方にとっては魅力的な中古キャンピングカー。何よりバンテックのチャレンジ精神溢れるキャンピングカーということで、中古キャンピングカー市場でもあまり姿を見ない貴重なキャンピングカーであることには違いありません。

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