中古キャンピングカー『ヨコハマモーターセールス オックス』 2002年式 4WD/MT 走行7.5万km を検証

横浜モーターセールスの名車キャンピングカーである『オックス』が中古キャンピングカーとして販売されていました。

横浜モーターセールス オックス

このオックス、私もキャンピングカーを購入する14年前に真剣に購入を検討した車両。今は倒産してしまって会社が無いグローバルというキャンピングカービルダーの製造するキングというキャンピングカーと3車を比較検討していた頃を思い出してしまいました。

結局どちらのキャンピングカーも新車乗り出し価格が当時700万円を超えていたので、アウトレット車でもあった現在のジルを500万円で購入したのですが、今でもこの横浜モーターセールスのオックスやグローバルのキングを見ると「いいなぁ~」と思ってしまいますね。

この中古キャンピングカーはベース車両にいすゞエルフの2t車を採用し、駆動方式は私の大好きな4WD/5MTクラッチフリー仕様。やはりキャンピングカーはスキーに行ったり足場の悪い河川敷やキャンプ場などに行く機会も多いため、4WDは必須の装備だと私は思っています。

2002年式と2015年時点で13年落ちのキャンピングカーではありますが、今見てもその車体デザインは秀逸だと感じるところ。

横浜モーターセールス オックス

斜め後ろから見た姿もキャンピングカーらしくて私の好きなデザイン。2t車がベース車両のため、リアのタイヤがダブルになっているのも近年問題になっているキャンピングカーのバーストなどの際にも安心。 リアダブルタイヤなので万が一片方のタイヤがバーストしても1輪残っているため、安全に停車することができます。

これがシングルタイヤであれば高速走行中にそのままバランスを崩して横転してしまうような事故が頻発しているため、トヨタのキャンピングカー専用ベース車両であるカムロードもダブルタイヤを採用して欲しいとの声も上がっているとか。

横浜モーターセールス オックス

ルーフにはソーラーパネルも設置されており、サブバッテリーを補充電してくれるという意味では心強い装備品だと思います。

横浜モーターセールス オックス

運転席はベース車両がトラックなので『無骨』そのもの。ここは『男の仕事場』と割り切ってこの姿を楽しむしかありませんね。いすゞのエルフは仕事で使っている会社や個人も多いため、室内外のドレスアップパーツも豊富にあるため、カスタマイズは容易かもしれません。

横浜モーターセールス オックス

室内レイアウトはオーソドックスな対面ダイネットにサイドソファーの組み合わせ。やはりこのレイアウトが一番車内を広く使えるということなのでしょうか。さらに注目すべきは、サードシートの背もたれ部分が斜めにカットされている点。

この部分が斜めに処理されているだけで車内が広々と見えるのは不思議。このような処理は私の所有する2001年式のバンテック/ジルには採用されていないのですが、見習いたいところです。

横浜モーターセールス オックス

バンクベッドは広さこそありますが天井高は私のジルと同じような感じ。ただ、前方に大きな窓があり、採光においてはオックスの方が上。

横浜モーターセールス オックス

居室内後方はこんな雰囲気で、さすがに少々古さを感じさせますが、冷蔵庫が使いやすい位置に付いていたり、電子レンジの姿も見えます。リアクーラーの吹き出し口も付いているため、真夏でもそれ程暑い思いをしなくて済みそうです。

中古キャンピングカー、オックスの主な装備品は次の通り。

サイドオーニング(3m)、ベンチレーター(ファンタスティック)、ガラス2重窓、リアクーラー、FFヒーター(ミクニ)、走行充電システム、サブバッテリー、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、冷蔵庫(DC/90L)、コンロ(2口)、電子レンジ、給水タンク(100L)、排水タンク(100L)、温水ボイラー(LP)、シャワー設備(温水可)、トイレ(カセット)、LPボンベ(5kg×1)、レンジフード&モニターパネル、ソーラーパネル135W

給・排水タンクの容量が100Lもあり、シャワー設備も付いているフル装備のキャンピングカーとなっています。

横浜モーターセールス オックス

やはりキャンピングカーの便利さの真骨頂と言えばこの『カセットトイレ』の存在。普通乗用車では望む事ができない装備品で、やはりキャンピングカーにトイレがあるか無いかで使い勝手が大きく違ってくると私は個人的に思っています。

私の所有するキャンピングカージルも使用頻度がかなり高い装備品としてカセットトイレが挙げられる程。1泊2日程のショートトリップでも使わないということはありません。

このカセットトイレも最近は随分とオシャレな感じの機器も発売されていて、最新のキャンピングカーに随時取り入れられています。道の駅、コンビニ、高速道路のPA/SA等、日本国内を車旅する限り基本的にはトイレには困らないのですが、一度キャンピングカー内のトイレを使ってしまえば、その便利さが分かるはず。

横浜モーターセールス オックス

コンロとシンクもなかなかにレトロな感じですね。この辺りの装備品は中古キャンピングカーを購入した後のレストアの楽しみと思って購入するのもアリかもしれません。

この中古キャンピングカー、オックス、走行距離は75,000km程。乗車定員10名、就寝定員6名でディーゼルエンジンの総排気量は4,570ccの133馬力。

これだけ大きな排気量のディーゼルエンジンなので、50万km程走行しても全く問題はないと思われます。価格は285万円(税込)ということで、新車時には700万円は下らない価格だったことを思えば、やはり中古キャンピングカーは魅力的だと思うところ。

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