中古キャンピングカー『ナッツRV クレソン』 2003年式 4WD/AT 走行6.06万km を検証

ナッツRVが製造した『クレソン』というキャブコンタイプのキャンピングカーが中古キャンピングカー市場に出ています。

ナッツRV クレソン

ベース車両であるカムロードとキャンピングシェルのバランスがよく取れているキャブコンで、そのスタイリッシュな姿が好きなキャンピングカーです。

ナッツRV クレソン

斜め後方から見た姿もシンプルなデザインで飽きがこないと思います。リアラダーとサイクルキャリアが装備されていて、キャンピングカーらしい外観となっています。

ナッツRV クレソン

センターエントランスを入った正面にダイネットがあり、セカンドシートは前向きにも展開可能なタイプで、サードシートは固定式。サイドソファーは装備されていません。

ナッツRV クレソン

車両サイズは全長4,910mm×全幅2,010mm×全高2,860mmという大きさで、このサイズで最後部に二段ベッド、その手前にフリールームを配するレイアウトになっています。

ナッツRV クレソン

やはりファミリーで使うには二段ベッドは便利。それ程広い二段ベッドではありませんが、逆にその『適度な囲まれ感』が子供には秘密基地のようで喜ばれる存在。

キャンピングカーショーなどに行くと、二段ベッド部分に子供が潜り込んで楽しそうに遊んでいる姿をよく見掛けます。

ナッツRV クレソン

2003年式と2015年時点で12年落ちのカムロードベースのキャブコンですが、カムロードはフルモデルチェンジした後のタイプ。

ディーゼルエンジン搭載の4WD/ATで最高出力は91馬力と私の所有するバンテックのジルと同じスペック。2015年モデルのカムロードは144馬力と大幅に最高出力が上がっているため、非力な感じは否めませんがキャンピングカーは飛ばさず走るものだと割り切ればなんとかなるものです。

ナッツRV クレソン

バンクベッドも天井がそれなりに高いため、寝るには支障なさそう。両側にスライド式の窓も付いているため、バンクベッド内が暗くならずに済みます。

このナッツRV クレソンの主な装備品は次の通り。

エアバッグ(デュアル)、ABS、ETC、カーステレオ(CD/MD)、サイドオーニング(3m)、ベンチレーター、ガラス2重窓、リアクーラー、FFヒーター(ベバスト)、走行充電システム、サブバッテリー(ダブル)、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、冷蔵庫(DC/40L)、コンロ(カセット)、給水タンク(18L)、排水タンク(18L)、リアスピーカー

というような内容で、キャンピングカーに必要な最低限の装備品はきちんと付いているような感じ。特にサブバッテリーがダブルになっている点やベバストのFFヒーターなどは嬉しい装備品。

ナッツRV クレソン

冷蔵庫もDCタイプを採用し、この辺りは玄人好みの仕様となっています。

ナッツRV クレソン

フロアベッドを展開するとこんな感じで、これで乗車定員7名、就寝定員6名を確保。やはり後部二段ベッドがあれば就寝定員に余裕があり、4人家族であればダイネットをベッド展開しなくても全員が就寝可能。

長年キャンピングカーを使用してきて思うことなのですが、このダイネットをベッド展開するのが意外に面倒で、遊び疲れた後にシート上にある荷物を動かし、ベッドを展開するのは気の重い作業。

車外でバーベキューなどをしてお酒が入っている時などは特に面倒に感じるもの。そんな時にバンクベッドと二段ベッドだけで全員が就寝できるのであれば、こんなに有り難いことはありません。

走行距離は60,650kmで価格は335万円(税込)と300万円台で本格的なキャブコンが手に入ります。200系ハイエースのバンコンからステップアップしようと思っている方などに最適なキャブコン。

ハイエースの車内が狭いと感じているのであれば、キャブコンタイプのキャンピングカー入門用としても安価で質の高いキャンピングカーだと思います。

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