中古キャンピングカー『バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車』 2014年式 4WD/AT 走行0.2万km を検証

バンテックのフラッグシップでもある、ジル520が中古キャンピングカー市場に出ています。過去にはベガというジルの上を行く最上級モデルが存在しましたが、2015年現在のラインナップにはありません。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

従って、このジル520がバンテックの事実上の最上級モデル。ジルクルーズもありますが、やはり一番の売れ筋はこのカムロードベースのジル520だと思います。

そのジル520の中でも限定仕様として販売された、黒い家具を内装に使っているのが、今回中古キャンピングカー市場に出ている車両。

外観も黒家具仕様専用のものらしく、通常のジルとは雰囲気が少し違います。デカールの色を黒家具仕様にしているようです。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

この配色はリアのコンビネーションランプとの組み合わせが絶妙な感じで、なかなか渋い雰囲気を醸し出していますね。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

2014年式の3,000ccディーゼルターボエンジンの4WD仕様のカムロードがベース車両で、最高出力は144馬力と、私のカムロードより51馬力も高馬力。

やはりターボのパワーもさることながら、14年という歳月がカムロードのディーゼルエンジンを確実に進化させたということでしょうか。144馬力あればジェットスキーを載せたトレーラーを牽引するのも楽だと思うところ。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

ファブリックは白っぽい色を採用し、全体的に清潔感があります。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

セカンド・サードシートは固定式で、座面の広いサイドソファーも装備。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

黒家具仕様ということで、モノトーン調の家具と白いファブリックのツートンカラーにより、室内が引き締まったような感じも受けます。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車の主な装備品は次の通り。

アルミホイール(キーラーフォース 15インチ)、エアバッグ(運転席・助手席)、ABS、ETC、カーステレオ(CD/チューナー/USB)、バックアイカメラ、サイドオーニング(3.5m)、ベンチレーター(MAXXFAN)、アクリル2重窓、FFヒーター(ベバスト)、走行充電システム サブバッテリー(100Ah×3)、外部AC入力、外部充電器、インバーター(サイン波1,500W)、冷蔵庫(DC/90L)、コンロ(2口)、電子レンジ、給水タンク(清水20L+生活67L)、排水タンク(70L)、温水ボイラー(LP/ラジエター)、シャワー設備(温水可)、トイレ(カセット)、LPボンベ(2kg×1)、カセットガス供給器、セパレートエアコン、LED路肩灯、リヤスピーカー、ソーラーパネル198W、寒冷地仕様

という内容で、いわゆるフル装備のキャブコンキャンピングカーとなっています。

シャワー設備がある割には生活水の容量67Lは少し寂しい気がしますが、今の日本国内には日帰り温泉施設がどこにでもあるため、あえて狭いキャンピングカーの中でシャワーを浴びることもないかも・・・。

家庭用のセパレートエアコンもきちんと装備しており、それをサブバッテリー100Ah×3本と1,500Wのインバーターを介して静かに作動させる仕組みのよう。発電機に頼らないでエアコンを動かす発想自体は私自身評価できると思っています。

実際に車中泊をする車旅に出てみると分かるのですが、発電機を遠慮なく使える場所というのは案外少なく、「発電機を積んでいるけどちょっと使えるような場所ではないなぁ~」ということで諦めている方も多いようです。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

シンクとコンロが別々になっているのはポイント高いですね。これならキャンピングカー内で本格的な調理をしようかという気になります。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

当たり前のように電子レンジも装備されています。電子レンジの装備については賛否両論ありますが、あれば便利な装備品であることには違いありません。

運用する際にサブバッテリーの心配をしなければならないのが少し気になりますが、このジル520の場合、サブバッテリーを100Ah×3本も積んでいるため、あまり心配はいらないかも。

その上、198Wのソーラーパネルも装備しているようなので、補充電についても問題ありませんね。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

冷蔵庫はDC駆動の90Lで、こちらも不満はありません。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

リアに二段ベッドがあり、乗車定員6名、就寝定員5名となっていますが、バンクベッドとリア二段ベッドがあれば、ダイネットをベッド展開しなくても5人が余裕で就寝できそう。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

トイレルームはミニマムな感じかな。この状態でシャワーを浴びると、トイレの蓋がびしょ濡れになってしまうのは、国産キャブコンでは仕方のないところ。トイレとシャワーが別々になっているキャブコンがよければ、ヨーロッパやアメ車の大型キャンピングカーになってしまいます。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

ルーフベンチレーターは、MAXXFANが装備されています。キャンピングカーには当たり前の装備品だと思うのですが、未だに小さな羽根の付いた安物ベンチレーターを標準で採用しているキャンピングカービルダーもあり、ちょっと疑問に思ってしまいます。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

バンクベッドはバンテック伝統のスライド式を継承。開口部が大きく、昇り降りしやすそう。

バンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車

ダイネットをベッド展開したところですが、バンクベッドと後部二段ベッドがあれば、家族4人で車中泊する際には展開しなくても大丈夫だと思います。

2014年モデルと1年落ち、しかも走行距離が2,800kmという新車並みのバンテックセールス ZiL520 黒家具仕様限定車の価格は779万円(税込)ということ。

新型のジル520のディーゼル4WDベースの価格が868万円ということを考えれば、オプションのソーラーパネル(約25万円)が付いているので、100万円以上のディスカウントということになるのかもしれません。

800万円近いキャブコンキャンピングカーではありますが、キャンピングシェルや装備品の充実度、4WDのベース車両ということを考えれば、妥当な価格なのではないかと思うところです。

「いゃ~、買える人が羨ましいなぁ~」と思う私でした。

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