中古キャンピングカー『キャンピングワークス スカイウォーカー』 2001年式 2WD/AT 走行7.3万km を検証
私の所有しているバンテック社製キャンピングカージルと同じ年式のキャンピングカーが中古キャンピングカー市場に出ています。
その名も『キャンピングワークス スカイウォーカー』という中古キャンピングカー。キャンピングワークスと言えば、今や電化キャンピングカーのパイオニア的存在のキャンピングカービルダーで、キャンピングカーショーにも常連のビルダー。
そんな電化キャンピングカーの基礎を作ったと言われるキャンピングワークスの中古キャンピングカーが今回のお題。
特徴のある大きなバンクベッドはこの頃から健在で、今のキャンピングワークスのキャブコンもバンクベッドは他のキャブコンビルダーに比べ、大きいタイプを採用。
ベース車両はカムロードではなく、日産のアトラストラックを採用。現在キャンピングワークスのオルビスイオ、オルビスイオ・スマートなどはベース車両にカムロードを採用しています。
カムロードではなく、日産アトラスカスタムをベース車両に採用したのは、やはりリアがダブルタイヤだからでしょうか?どうしても後部加重が大きくなってしまうキャンピングカーには、リアがダブルタイヤの方が走行中にバーストをしても安全に停車できるという理由からかもしれません。
車両サイズは、全長5,170mm×全幅1,990mm×全高2,980mmという大きさで、5mをやや超えた全長が室内空間にどのように影響を与えているのでしょうか。
エントランスはセンターとなっています。
エントランスステップは内側に2段となっています。何となく古さを感じるのは私のジルと同じ14年落ちの中古キャンピングカーということもあるでしょう。
最後尾には大型の外部収納庫の姿も見えます。スペアタイヤをここに収納しているようです。
運転席側の最後尾にも大型の収納庫があるようですが、これはどう見ても発電機を入れていたとしか思えないような場所。発電機はおそらく前オーナーが持っていってしまったと思われ、今は空っぽの状態。
運転席・助手席周りもアトラスのことばかりは言えませんが、古いカムロード同様に無骨そのもの。乗用車らしい色気は微塵もありませんね。
センターエントランスを入った正面に固定式のダイネットスペースがあります。
最後部には当時から徐々に流行り始めていた常設二段ベッドの姿も。全長が5mをちょいと超えているため、二段ベッドの幅にも余裕があります。
ダイネット部分には大型のテーブルがあり、カップホルダーも装備。テーブルは比較的キレイに使われています。
バンクベッドは広大の一言。やはり外観通り大人が楽にあぐらをかける程の大きさがあり、これは現在のキャンピングワークスのカムロードキャブコンにも引き継がれているもの。
キャンピングワークス スカイウォーカーの主な装備品は次の通り。
●サイドオーニング
●シャワー
●電子レンジ
●温水ボイラー
●フロントエアコン
●ギャレー
●走行充電システム
●リアヒーター
●トイレ(カセット)
●100V冷蔵庫(外部100Vのみ)
●家庭用エアコン(外部100Vのみ)
●ファンタベント
というような内容で、一応、家庭用エアコンは装備されているようなのですが、発電機が撤去されているため、(外部100Vのみ)という悲しい状態になっています。
ギャレーの部分にはどう見ても家庭用の小型冷蔵庫が押し込まれていて、案の定100V冷蔵庫(外部100Vのみ)というこちらも悲しい状態。
やはり発電機がないとあまり快適に過ごすことができないような感じの中古キャンピングカーです。
2001年式と2015年時点で14年落ち。走行距離は73,000kmのガソリンエンジン&ATトラックベース。
価格は108万円(税別)と納得の格安価格。
カセットトイレはいいとして、前オーナーが好き勝手に改造した中古キャンピングカーのようで、ここは自分好みに仕上げるのも楽しいかと。
私が手を入れるのであれば・・・。
●座席のシートカバーを新品に交換
●バンクベッドマットの新調
●後部二段ベッドマットの新調
上記で20万円程。
●家庭用エアコンの交換(最新の物へ)
家電量販店でセール品を買う(5万円)
●発電機の購入(1.6kw)
12万円程。
●内装のクロスを張替え
10~15万円
●電子レンジの撤去(私には不要)
●100V冷蔵庫の撤去
(代わりにポータブル冷蔵庫購入)7万円程
●300W程のインバーターを購入
1万円程の安いタイプで十分
●メイン・サブバッテリー交換(5万円程)
●タイヤを全て新品に(10万円程)
●サイドオーニングを新品に(10万円程)
以上合計で、85万円程の費用が掛かりますが、これでかなり快適なキャンピングカーになるでしょう。
従って、車両本体価格とリフォーム代を入れて200万円もあれば快適なキャンピングカーに生まれ変われると思うのですが、いかがでしょうか?
いやぁ~、こういうことを考え出すと楽しくて止まりませんね・・・。