中古キャンピングカー『バンテック コルドランディー』 2012年式 4WD/AT 走行4.03万km を検証
今回は、バンテック社製造のコルドランディーという中古キャンピングカーを検証。
外観はバンクベッド部分が非常に大きく見えるようなスタイリングで、巨大なバンクベッドの影響で車体全体が大きく見えます。
ちなみに車両サイズは全長4,990mm×全幅2,010mm×全高2,930mmといういわゆる5×2サイズのキャブコンとなります。数字以上に大きく見えるキャブコンということでしょうか。
中古キャンピングカー市場にはバンテックの製造した車両を多く見かけるのですが、それだけ販売台数が多いということなのでしょう。
リアビューも堂々とした感じで、アルミホイールも履いていることから、前オーナーが相当思い入れを持って接していた中古キャンピングカーだと思われます。
新型カムロードの運転席はやはりいいですね。エンジンは3,000ccディーゼルの4WD/ATと、私が一番好きな組み合わせとなっています。最高出力は144馬力もあり、私の2001年式のバンテックジル(91馬力)に比べて53馬力もの差があります。
運転席上には何かのスイッチと、おそらくバッテリーの電圧関連を表示するようなパネルが装備されており、ちょっと普通のコルドランディーとは違う感じ。
居室部はL字型のソファーというレイアウトで、キャブコンではありますが二人旅用のキャンピングカーとなっています。
天井付近にずらりと並んだ吊り戸棚が使いやすそうで、これだけこまごまとした収納スペースがあれば、車旅の最中でもスッキリと片付けられそう。
エントランスドアからは離れていますが、冷蔵庫も使いやすい位置に装備してあります。
調理スペースが広々としており、コンロの隣でまな板を使うにも十分なスペースがあります。
エアコンは今ではすっかり主流となった『家庭用エアコン』がきちんと装備されています。このモデルはフロントパネル部分を家具で覆い隠していないため、エアフィルターの掃除をするのは簡単そう。
バンクベッド部分はなかなか面白そうなレイアウト。
縦に半分だけ収納することが可能。
収納されたバンクベッド部分を展開し、その隙間からラダーを使ってバンクベッドに上がるみたい。
エントランスドアを入ってすぐのところに大きなフリールームがありました。
この中古キャンピングカー、コルドランディーの主な装備品は次の通り・・・
アルミホイール、エアバッグ(デュアル)、ABS、ETC、TVアンテナ(地デジ)、カーナビ(SDナビ)、ベンチレーター(吸排気)、アクリル2重窓、FFヒーター、走行充電システム、サブバッテリー(トリプル)、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、冷蔵庫(60L)、コンロ(2バーナー)、給水タンク(73L)、排水タンク(55L)、温水ボイラー(AC/ラジエター)、シャワー設備、寒冷地仕様、エントランス集中ロック、ルーフレール/リヤラダー、ルームエアコン、ワンオーナー
という内容で、シャワー設備や温水ボイラーなども装備され、フル装備の内容となっています。FFヒーターや家庭用エアコンなども装備されていることから、前オーナーが快適性にトコトンまでこだわった中古キャンピングカーだと言えます。
それはサブバッテリーをトリプル仕様にしていることからも伺えますね。
冷蔵庫は60Lと控えめなサイズながら、まぁ、あれば便利な装備品には違いありません。おそらく最近の冷蔵庫なので、昔のような3WAY冷蔵庫ではなく、1WAY/12Vの冷蔵庫だと思われます。
私のジルに装備されていた3WAY冷蔵庫は7年程で壊れ、最後は撤去して捨てましたから・・・。
もちろんL字ソファー部分はフロアベッドにもなります。フロアベッドにしたらアウトドア用の小さなちゃぶ台でも持ち込んで、冷蔵から冷えたビールなどで晩酌するのもいいかもしれませんね。
窓も2方にあり、開放的な感じです。
2012年式で走行距離は40,300km、価格は538万円(税込)ということで、ディーゼル4WD/ATに家庭用エアコンをはじめとしたフル装備の中古キャンピングカーとしては格安ではないかと思います。