中古キャンピングカー『バーストナー トラベルバン t571』 2009年式 2WD/MT 走行4.9万km を検証

バーストナー製のスタイリッシュな中古キャンピングカーが出ています。『バーストナー トラベルバン t571』という名前のキャンピングカーで、ベース車両はフィアット デュカトを採用。

バーストナー トラベルバン t571

3,000ccのディーゼルターボエンジンは177馬力と、現行型のカムロードのディーゼルターボエンジンより高出力。ミッションは6MTの左ハンドル仕様。

バーストナー トラベルバン t571

全長6,140mm×全幅2,180mm×全高2,850mmと、バスコン並のサイズですが、キャンピングシェル部分を自由に作成できるキャブコンならではのレイアウトで、室内空間の効率が良い中古キャンピングカー。

バーストナー トラベルバン t571

あえてバンクベッドの設定がないキャンピングカーだけあって、見た目もスタイリッシュで先進的。現行型の『バーストナー トラベルバン t571』も同様のスタイルを踏襲しており、数年前から完成されたデザインだったということが分かります。

バーストナー トラベルバン t571

室内のレイアウトは、センターエントランスを入った正面にダイネット、後方にトイレ・シャワールームがあり、最後部にハイマウントタイプの常設ベッドがある仕様。

キャンピングカー先進国の製造するキャンピングカーだけあって、室内の家具やファブリックのトーンが明るく落ち着いていて、非常にモダンな感じを受ける内装。

バーストナー トラベルバン t571

国産のキャンピングカービルダーもこのデザイン性や室内トーンを真似しようとしているのですが、やはりなかなか同じような感じにはなっていません。

室内家具の色もシートの色もキャンピングカー先進国の車両に合わせてきてはいるのですが、微妙に何かが違っているようで、どうしても『う~ん、モダンだなぁ~』と本当に言える国産キャンピングカーが無いのが現状。

バーストナー トラベルバン t571

2015年の2月に幕張メッセで開催されるキャンピングカーショーでは、国産キャンピングカービルダーの内装がどれ位進化しているのかを今一度確認をするつもりですが、やはり欧州車にはまだまだ敵わないと感じてしまうところもあると思います。

バーストナー トラベルバン t571

ダイネット部分は運転席・助手席を回転させて使用するタイプで、5人でテーブルを囲むことができるようになっています。

乗車定員5名の就寝定員3名となっていて、ダイネット部分を無理にベッドにしないのであれば、就寝定員は2名ということですから、lこれだけのサイズのキャンピングカーを2人で使うという贅沢な使い方となります。

バーストナー トラベルバン t571

国産キャブコンでは後部2段ベッド、ダイネット部分をベッドに、さらにバンクベッドと、5×2サイズの車両に多少狭くても就寝スペースを無理矢理作るのですが、この中古キャンピングカー『バーストナー トラベルバン t571』はそのような考え方ではないようです。

あくまでゆったりと2人で旅を楽しむために造られたキャンピングカーで、就寝定員にはあまりこだわってはいない様子。

バーストナー トラベルバン t571

トイレ・シャワールームもきちんと装備されていることから、完全独立したキャンピングカー生活が送れるようにはなっていますが、キャンプ場などで連泊してゆっくりと楽しむという使い方が似合うキャンピングカーだと思います。

この、『バーストナー トラベルバン t571』の主な装備品は次の通り。

アルミホイール、エアバッグ(デュアル)、ABS、ETC、TVアンテナ(地デジ)、TV(17インチ)、カーナビ(HDD・地デジ)、バックアイカメラ(カラー)、サイドオーニング(3m)、ベンチレーター、アクリル2重窓、FFヒーター(軽油・トルマ)、ルーフエアコン(ドメティック)、走行充電システム、サブバッテリー、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、冷蔵庫(3WAY/93L)、コンロ(3バーナー)、給水タンク(90L)、排水タンク(120L)、温水ボイラー(軽油・トルマ)、シャワー設備(温水可)、外部シャワー(温水可)、トイレ(カセット)、LPボンベ(8kg×2)、電動エントランスステップ、後部安定ジャッキ、ブルーレイディスクプレーヤー、スカイウインドウ、リヤラダー&ルーフレール

Ffヒーターと温水ボイラーが軽油で作動するタイプと、やや珍しい内容で、軽油であれば日本全国どこでも手に入れることができるため、LPガスの充填問題にも頭をあまり悩まさないでも済みそうです。

8kgのLPガスボンベが2本搭載されているようですが、使うのは3WAY冷蔵庫とコンロだけであれば、かなりの期間充填をせずに済みそうです。

バーストナー トラベルバン t571

ルーフエアコンも装備されているため、電源のあるキャンプ場などでは、暑い思いをしなくても済みそうです。国産キャブコンやバスコンの間では現在国産の家庭用エアコンを搭載する動きが盛んですが、やはり欧州やアメリカのキャンピングカーはルーフエアコンがまだまだスタンダード。

ちょっといいなと思ったのが、電動のエントランスステップ。私が乗っているバンテックのジルにもエントランスステップは装備されていますが、手動式で自分で車外に出て「よいしょっと」いう感じで引っ張り出さなければならず、もちろん収納も手動。

バーストナー トラベルバン t571

今まで何度収納を忘れてキャンピングカーを発進させてしまったことか・・・。その度に「あっ、ステップ入れるの忘れた!」とつぶやいて車を止め、車外に出て収納する羽目に・・・。「ステップが電動だったらいいのになぁ~」とその度に思っています。

ですから、あまり目立たない装備品かもしれない『電動エントランスステップ』に憧れのようなものを抱いているのは確か。でも実際の使用において非常に便利な装備品であることには違いありません。

バーストナー トラベルバン t571

この中古キャンピングカー『バーストナー トラベルバン t571』は、2009年式と2015年現在で6年落ち。走行距離は49,800kmと5万km以下とそれ程走行していません。

価格は498万円(税込)と、500万円そこそこでバスコン並の車挌と豪華な内装と装備品の付いた中古キャンピングカーが手に入るなんて、とてもお得な気がします。

ちなみに現行モデルの新車の『バーストナー トラベルバン t571』の価格は800万円近くするため、やはり中古キャンピングカーは非常にリーズナブルだと思うところです。

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