中古キャンピングカー『デスレフ グローブバス T2』 2007年式 2WD/AT 走行4.3万km を検証

輸入キャンピングカーの魅力といえば、国産キャンピングカーには無い外観とキャンピングカー専用に開発されたベース車両との組み合わせ。

デスレフ グローブバス T2

この『デスレフ グローブバス T2』もフィアット デュカトをベース車両に使い、ノーズがあるバンクベッドレスな外観はスタイリッシュでおしゃれ。この辺りのスタイルは国産キャンピングカーにも見習うところが多々あると思います。

デスレフ グローブバス T2

今回はそんな『スタイリッシュ』な感じの中古キャンピングカー、 デスレフ グローブバス T2を検証。

デスレフ グローブバス T2

フィアットはイタリアにある自動車製造メーカーで、wikiによれば『FIATとはFabbrica Italiana Automobili Torinoの頭文字を取ったものである。「トリノのイタリア自動車製造所」の意味。』ということらしいです。

15年程前に私が今のバンテックのジルを購入した頃は、イタリア車と言えばトラブルがつきもので、実際フィアットベースのキャンピングカーのトラブル関連の報告がオーナーのホームページなどでも紹介されていました。

日本の気候風土にベース車両の電装系があまり合わなかったというのが原因のようですが、「まぁ、イタリア車だから仕方ないよね」みたいなところも正直ありましたね。

しかしそれから数年経過した頃にはトラブルの話は少なくなり、それなりに日本国内でフィアット デュカトベースのキャンピングカーが普及してくるにつれ、本国でも改良が進められていた模様。

ドイツの伝統あるキャンピングカービルダー『ハイマー社』もフィアット デュカトをベース車両としたキャンピングカーを製造していることから、それなりにベース車両の信頼性は向上しているようです。

デスレフ グローブバス T2

運転席・助手席の様子ですが、右ハンドル仕様で日本国内でも運転しやすいと思います。車両サイズは全長5,980mm×全幅2,150mm×全高2,720mmという大きさで、全長、全幅を含め少し大きめの国産キャブコンと同じような感じ。

デスレフ グローブバス T2

内装は非常に無難な感じにまとまっており、淡い色の家具と紺色をベースとしたファブリックの組み合わせが落ち着いた空間を演出。

デスレフ グローブバス T2

ダイネットはセカンドシートに横向きに2人で座るスタイル。乗車定員4名、就寝定員2名となっており、全長6m程のキャンピングカーを2名で使うという贅沢な仕様だけに、各部を広々と使えそう。

デスレフ グローブバス T2

コンロ・シンク・冷蔵庫もコンパクトにまとめられていて、エントランス脇にあるため使い勝手は良さそう。エントランスドアは国産キャブコンと違い、右側に付いていますが、これは欧州の右ハンドル仕様のキャンピングカーでは標準的なもの。

デスレフ グローブバス T2の主な装備品は次の通り。

アルミホイール、エアバッグ(デュアル)、ABS、ETC、TVアンテナ(BS/CS/地デジ)、TV(液晶20インチ)、カーナビ(SD/フルセグ)、バックアイカメラ、サイドオーニング、ベンチレーター(FAN無し)、アクリル2重窓、サイクルキャリア(オムニスター/4台積)、FFヒーター(LPガス)、ルーフエアコン、走行充電システム、サブバッテリー、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、発電機、冷蔵庫(3WAY/104L)、コンロ(3口)、給水タンク、排水タンク、温水ボイラー(LPガス)、シャワー設備、トイレ(カセット)、ソーラーパネル80W×1、リアBOX、スライドドア網戸、電動ステップ

という内容で、いわゆる『フル装備』の中古キャンピングカーとなります。

発電機やソーラーパネルも装備されていて、前オーナーが車内の快適化にかなりの情熱を注いでいた中古キャンピングカーだということが分かります。

デスレフ グローブバス T2

最後部には常設のダブルベッドを装備。夫婦二人でくっついて寝るには抵抗があるけど・・・。と思うかもしれませんが、いつもと違う旅の中でたまには二人で仲良く寝るのもいいと思いませんか?

デスレフ グローブバス T2

寝室にテレビも装備されていることから、旅先の車内で二人で仲良くDVD鑑賞などもいいかと・・・。

デスレフ グローブバス T2

トイレ・シャワールームも広々としており、国産キャブコンのようなギリギリ使えるサイズという訳ではありません。この辺りは全長6mという車両サイズのキャンピングカーを2人で使うという割り切りが功を奏しているところだと思われます。

デスレフ グローブバス T2

こちらは発電機のスタータースイッチ関連。車内から発電機を操作できるため、外が荒天の時でも快適に車内で過ごせると思います。

2007年式と2015年時点で8年落ち。走行距離は43,410kmの2,300ccディーゼルエンジンがベース車両。

価格は580万円と装備品がテンコ盛りのスタイリッシュキャブコンなので、この位の価格が妥当なところでしょう。車内の程度も良さそうなので、欧州製キャンピングカーを手頃なお値段で手に入れるには最適な一台なのではないかと思います。

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