中古キャンピングカー『デスレフ エバンスポーツ I560B』 2014年式 2WD/AT 走行0.1万km を検証

カッコいい輸入キャンピングカーが中古キャンピングカー市場に出ています。

デスレフ エバンスポーツ I560B

『デスレフ エバンスポーツ I560B』という車両で、ベース車両はフィアットデュカトを採用。

デスレフ エバンスポーツ I560B

一見しただけではベース車両に何を採用しているのか分かりませんが、運転席のハンドルに『FIAT』と書かれているのを見ればフィアットデュカトだということが分かります。

デスレフ エバンスポーツ I560B

右ハンドルでエントランスは車体左側と、完全に日本のキャブコンと同じ仕様。ポップアップルーフも装備されているという、大型の輸入フルコンにしては珍しい車両となっています。

デスレフ エバンスポーツ I560B

と、思っていたら、エントランスドアは運転席側に付いていました。それもかなり開口部の大きなエントランスドアです。

助手席側に付いているエントランスドアだと思われたものは、助手席に乗り込むために使うドアのようです。

デスレフ エバンスポーツ I560B

リアにも大型のバックドアが装備されていて、この『デスレフ エバンスポーツ I560B』のドアは、運転席ドア、助手席ドア、運転席側エントランスドア、バックドア、という形で、結構な数のドアが付いています。

似たようなスタイルの日本製マイクロバスの中には、運転席側のドアと助手席側についているエントランスドアの2枚しかない車両もあるため、これだけドアが付いていれば使い勝手が良さそう。

デスレフ エバンスポーツ I560B

レジャー大国の車両らしく、ヒッチもしっかりと装備されています。

デスレフ エバンスポーツ I560B

運転席側の車両最後部サイドには小型の収納スペースもあり、入れる物を選ぶような形状ですが、ダンパーや鍵の部分のパーツもしっかりとした物を使っていて、質実剛健といった感じ。私であればここには冬に使うタイヤチェーンなどを収納するかもしれません。

デスレフ エバンスポーツ I560B

ダイネットは運転席・助手席のシートを回転させて展開する仕様。車両サイズが全長5,640mm×全幅2,140mm×全高2,700mmという大きさで、この幅に関しては日本のキャブコンと遜色ない幅なので、車内を有効活用するためにこのスタイルを採用したと思われます。

デスレフ エバンスポーツ I560B

セカンドシートはバケットタイプを採用。ファスプなどの座面や背もたれがフラットなタイプと違い、体をホールドしてくれるシートのため、長時間の乗車でも疲れが少なそうです。

デスレフ エバンスポーツ I560B

運転席・助手席の頭上にはプルダウンタイプのベッドを装備。このプルダウンベッドとポップアップルーフ内のベッドを使って就寝定員4名を実現。乗車定員も同じく4名となっていることから、4人家族用のキャンピングカーと言えます。

デスレフ エバンスポーツ I560B

プルダウンベッドには転落防止用ネットも装備。

デスレフ エバンスポーツ I560B

スライド式の液晶テレビも装備。ちなみにシャープのアクオスを採用し、この辺りは販売会社が日本向けにチューニングした跡が伺えます。

デスレフ エバンスポーツ I560B

ギャレー周りは二口コンロとシンクが一体になったシンプルなタイプを採用。カバーも装備されていることから、カバーを閉めればギャレーの上を広々と使えます。

デスレフ エバンスポーツ I560B

大きな窓も付いていて、全体的に車内が非常に明るく感じます。

デスレフ エバンスポーツ I560B

そのギャレー脇にはお風呂の脱衣場にあるような、バスケット状の物入れが装備されています。

デスレフ エバンスポーツ I560B

使用しない時はこのように折り畳んでおくことができるという、ユニークな装備品。洗濯をする洋服などをまとめて入れておけばこのように収納しても大丈夫そうです。

デスレフ エバンスポーツ I560B

冷蔵庫は12Vのタイプを採用。使い易い高さに装備されています。庫内灯も装備。

2014年式と2015年時点で1年落ち。走行距離は1,350kmといういわゆる『デモカー』のような中古キャンピングカー。価格は988万円(税別)となっています。

『デスレフ エバンスポーツ I560B』の主な装備品は次の通り。

●サイドオーニング
●シャワー
●温水ボイラー
●フロントエアコン
●ギャレー
●インバーター
●走行充電システム
●GPS(ナビゲーション)
●バックアイカメラ
●冷蔵庫(12V)
●トイレ(ポーダブル)
●FFヒーター(軽油)
●アルミホイール
●ヒッチメンバー
●地デジアンテナ
●液晶TV
●クルーズコントロール

デスレフ エバンスポーツ I560B

温水ボイラーとシャワー設備も装備されているようですが、日帰り温泉がどこにでもある日本国内での使用頻度は少ないでしょう。

デスレフ エバンスポーツ I560B

フリールームにはあえてカセットトイレなどを装備せず、ポータブルトイレを置くだけという割り切りよう。無理にカセットトイレなどを設置しなくとも、コンビニや道の駅、高速道路のSA/PAにトイレはあるため、これで十分かと。

デスレフ エバンスポーツ I560B

ですから、普段はこのような感じで仕切り棚を設け、収納として使うのが正しい使い方かと。そんな使い方を最初から提案してくる辺り、日本のキャンピングカー事情をよく分かっている販売代理店だと思ってしまうところ。

見た目もカッコよく、国産キャブコンの姿に違和感を覚える方にはオススメのキャンピングカーだと思います。

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