中古キャンピングカー『レクビィ カントリークラブ』 2012年式 2WD/AT 走行2.6万km を検証
ちょっと気になる200系ハイエースベースのバンコンが中古キャンピングカー市場に出ています。
15年近くも同じキャブコンに乗っていると、やはりいろいろなキャンピングカーがその間気になる訳で、今回のお題である『レクビィ カントリークラブ』もその中の一台。
ベース車両は200系ハイエースのスーパーロング。車両サイズは全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,370mmという大きさで、全長だけで言えば私の所有しているバンテックのジルより長いキャンピングカーになります。
外観は至って普通の200系ハイエース。サイドオーニングやアウトサイドボックスなども装備されていないため、キャンピングカー然としたスタイルに違和感を覚える人でも、これなら問題ないでしょう。
2012年式と2015年時点で3年落ち。走行距離は26,000kmとそれ程走行していないガソリンエンジンの2WD/AT車。
運転席・助手席の後ろにはギャレーがあり、後部居室部に行くにはこのギャレーを超えていかなければならない訳ですが、そう頻繁に行き来する訳でもないめ、これはこれで問題ないでしょう。
スライドドアを開けてみるとこんな感じ。
単座に簡易的なオットマンのような物が装備されています。
ファスプなどのベッド兼用シートは採用せず、単座が2脚とサイドソファーがあるレイアウトで、乗車定員7名、就寝定員4名となっています。
サイドソファーに座って長距離の移動はきつそうなので、基本的には4名での使用が快適だと思われます。
サイドソファーの上部には二段ベッドのようなものが装備されています。
ただ、寝相の悪い方はベッドから落ちないように気を付けなければなりません。
『レクビィ カントリークラブ』の主な装備品は次の通り。
●シャワー
●フロントエアコン
●ギャレー
●リヤクーラー
●走行充電システム
●リアヒーター
●GPS(ナビゲーション)
●バックアイカメラ
●冷蔵庫(12V)
●フォグランプ
●マックスファン
というような内容で、装備品はミニマム。私であれば追加する装備品として、FFヒーター、300W程の小型インバーターなどを後から取り付けたいもの。
マックスファンが装備されているのは嬉しいところ。窓の面積が大きいハイエースベースのバンコンは夏場の室内温度が高くなりがちなので、このような換気設備があれば室内にこもる熱気を排出するのに有効だと思います。
フロアベッドを展開したところ。この広さであれば大人2名と小学生以下の子供であれば2名の計4名は就寝可能でしょう。
車両後部に謎の扉があります。
扉の向こうはこんな空間があり、このシャワールームのような空間がこのバンコンの最大のウリ。これだけしっかりとした個室があれば、ポータブルトイレを置いて使用することも可能。
ここに濡れたウエットスーツやスキー・スノボなどをそのまま入れても良さそう。簡易シャワー(水)も装備されているので、汚れを車外で軽く洗い流してからここに積んでおくことも可能。
『レクビィ カントリークラブ』の価格は450万円(税別)ということですが、年式が新しい(3年落ち)ということと、この大きなフリールームが装備されていることを考えればむしろ安いのではないかと思ってしまいます。
このフリールームの存在が気になり、キャンピングカーショーなどで展示されていればじっくりと見てしまいます。