中古キャンピングカー『ビークル クッチェッタ ファミーユ』 2013年式 2WD/AT 走行0.3万km を検証
ビークルというキャンピングカービルダーが製造する、クッチェッタ ファミーユという200系ハイエースの中古バンコンキャンピングカーが市場に出ています。
真っ白なボディーですが足元にアルミのホイールを履いているため、シンプルですがなかなかカッコいい外観になっています。
バンコンの良さはこの一見キャンピングカーには見えないところ。キャブコンのような外観の派手さが苦手な人でも、これであれば違和感なく使えると思います。
2013年式と2015年時点で2年落ちと比較的新しい中古キャンピングカーで、運転席・助手席もこのようにシンプルな感じ。200系ハイエースも発売から10年以上経過していますが、インパネ周りに古さを感じさせないのはさすが。
セカンドシートはファスプの3人掛けを採用。
サードシートは簡易的なもので、セカンドシートを対面させて使う際に座る程度であれば問題ないでしょう。乗車定員は7名ということで、運転席・助手席で2名、セカンドシートに3名、サードシートに2名ということらしいですが、快適に移動できるのは5名といったところ。
このビークル クッチェッタ ファミーユシリーズですが、100系ハイエース版を一時所有していたことがあり、4WDのディーゼルエンジンを積んだ車両で450万円以上したような記憶があります。
家具の造りの良さと丈夫さには定評のあるビークル社ですが、その評判通り家具は丁寧に造られていて、運転中も家具から音がするようなこともありませんでした。
バンコンに乗ってしばらくしてから、キャブコンがどうしても欲しくなり現在のバンテック ジルに乗り換えたのですが、走りはやはりハイエースの方が断然上でした。
フロアベッドを展開するとこんな感じで、ここに3名が就寝可能。
後部のギャレー部分の上にベッドマットを展開してベッドにすることも出来、このベッドマットを支える金具も非常に頑丈な造りで、展開して大人が2名乗ってもびくともしませんでした。
フロアベッドに2名、ギャレー上のベッドに2名の合計4名であれば快適に就寝できると思います。ギャレー上のベッドは天井高が低いですが、子供は喜んでいました。
ビークル クッチェッタ ファミーユの主な装備品は次の通り。
アルミホイール(社外品)、エアバッグ(デュアル)、ABS、ETC、TV(リアフリップダウン)、カーナビ(SDナビ/フルセグ)、バックアイカメラ(カラー)、リアクーラー、リアヒーター、走行充電システム、サブバッテリー、外部AC入力、冷蔵庫(DC/40L)、コンロ(カセット)、給水タンク(10L)、排水タンク(10L)、2段ベッド、カーテン、固定網戸3枚、GLパッケージ+キャンパー特装、イモビライザー
バックドアを開けたところに冷蔵庫があるのは便利。この場所に冷蔵庫がれば、キャンプ場などでバーベキューをする際に飲み物などを簡単に取ることができるため、重宝しそうです。
ガソリンエンジンの2WD/AT車で、走行距離は3,342kmとほとんど走行していません。私と同じようにキャブコンに乗り換えたくなって手放したのでしょうか?その辺りの事情は分かりませんが・・・。
新車並のビークル クッチェッタ ファミーユの価格は357万円(税込)というお手頃価格。バンコンはキャンピングカー入門には最適なので、このクラスから使ってみて、キャブコンにステップアップするのもいいかもしれません。