中古キャンピングカー『RVランド ランドワゴンEDGE』 2011年式 2WD/AT 走行2.5万km を検証
200系ハイエースベースのバンコンも何となく気になる存在で、今回はそんな200系ハイエースを使った中古キャンピングカーを少し検証してみようかと・・・。
RVランド社製の『ランドワゴンEDGE』というバンコンで、車両サイズは全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,380mmといういわゆる、スーパーロングワイドという車両。
私の所有しているバンテックのジルより全長は長く、幅もそれ程変わりがないため、実物を見るとスーパーロングワイドのハイエースは本当に大きく感じます。
キャブコンのような出っ張りがない分スタイリッシュで、キャンピングカー然としていないところが好きということで、ハイエースのバンコンを選択される方も多いと思います。
このランドワゴンEDGEの珍しいところは、セカンドシートにRECAROの回転式シートを採用している点。普通ハイエースのバンコンのセカンドシートはFASPなどのベッド展開できるタイプが主流。
バンクベッドを持たないバンコンはフロアベッドで就寝するしかないため、フロアをベッド展開するためにはフラットなシートが必須の装備品。
それをあえてレカロのシートにするとは、移動中の乗り心地等に相当なこだわりがあると見えます。
そのため、乗車定員6名に対して、就寝定員は2名とかなり割り切った仕様。二人旅仕様ということであればセカンドシートのレカロは不要ですが、長距離を4名で移動するのであればこれ程快適なシートはありません。
ランドワゴンEDGEの主な装備品は次の通り。
ベンチレーター(MAXXFAN)、リアクーラー、リアヒーター、FFヒーター(ベバスト)、 走行充電システム、サブバッテリー(ダブル)、外部AC入力、外部充電器、インバーター(1,500W)、冷蔵庫(DC/40L)、電子レンジ、給水タンク(10L)、排水タンク(10L)、メインサブ切替スイッチ、ソーラーシステム84W、セカンドシートRECARO回転式、リヤスピーカー、固定網戸2枚
というような内容で、サブバッテリーがダブルなど、キャンピングカーとしての装備内容は充実しています。普段使いもできるけれど、キャンピングカーとしての装備も充実と、欲張りな内容のバンコン。
さらに最後尾にはきちんと仕切られた個室があり、ポータブルトイレを置けるスペースも確保されています。
これだけきちんと仕切られていれば、トイレも問題なく使用することができるでしょう。
ベッド下は大型の収納スペースで、この辺りはよく考えられています。
冷蔵庫は冷気の逃げにくい上開き式を採用。
シンクスペースの下には電子レンジも装備。電子レンジの装備には賛否両論ありますが、あれば便利に違いない装備品です。
フリップダウンモニターも装備され、今時の車といった感じ。
2011年式と、2015年時点で5年落ち。走行距離は25,500kmと、3,000ccの2WD/AT車としてはまだまだ慣らし運転程度の走行距離。
新車で買えば500万円以上はしたであろうこのランドワゴンEDGE、中古キャンピングカーとしての価格は378万円(税込)。
入門用のキャンピングカーとしては最適なスペックとお値段で、若いカップルなどに是非乗ってもらいたいハイエースのバンコンとなっています。
ハイエースはドレスアップパーツも豊富にあるため、購入後に自分でいろいろといじるのも楽しいかもしれません。
ソーラーパネルも装備されているため、サブバッテリーの管理もそれ程気を使わなくていいのは羨ましいところ。私のキャンピングカージルも、今のサブバッテリーは実に4代目となり、普段の補充電が十分に出来ないとサブバッテリーの寿命は短くなってしまいます。