中古キャンピングカーの選び方【その7】『バンクベッド部分の雨漏り跡には要注意』
新車キャンピングカーが高嶺の花となってしまった現在、中古キャンピングカーであれば何とか手が届きそうと思っている私が、中古キャンピングカーを購入する際に注意する点を自分なりに考えてみました。
これから中古キャンピングカーを購入する際、この記事が少しでも参考になればさいわいです。
キャンピングカーの中でも国産トラックにキャビン(居室部)を架装したタイプは、いかにもキャンピングカーらしい姿と言えるでしょう。
その運転席・助手席上部に張り出している大きな出っ張りは、『バンクベッド』と呼ばれ、そのスペースは大人2~3人が楽に就寝できる程の大きさがあります。
構造上、天井高は低いのですが、大人が足を延ばして寝ることができるスペースは貴重な上、就寝中は天井の高さは低くても関係ないため、問題はありません。
キャンピングカーの車種によっては子供が余裕であぐらをかいて座れる程の高さがあるバンクベッドもありますが、あまり高いとキャンピングカーの全高がアップし、風の影響も受けやすいため、程々の高さで十分だと思います。
私の所有しているバンテック社のキャンピングカージルにも装備されています。使用頻度は低いものの、フロアベッドだけでは手狭になる場面において活躍しています。
バンクベッドが必要となる方としては
・乗車定員4名で就寝定員4名を希望される方
・夫婦2人でキャンピングカーを使い、フロアベッドとバンクベッドに別れて就寝したい方
・バンクベッドを就寝設備として使う予定は無いが、バンクベッドに就寝具や着替えなどを収納し、フロアをスッキリさせたい方
バンクベッドが必要無い方
・フロアベッドのみで就寝したい方
・高い場所で寝るのが不安な方
・就寝具の収納場所をフロアとしている方
上記でも触れましたが、バンクベッドは就寝スペースだけではなく、使わない時は就寝具や着替え等の軽い荷物の収納場所としても使え、私はかなり重宝しています。
ハイエースやキャラバンのいわゆるバンコンにはバンクベッドの装備はありませんが、就寝スペースはフロアベッドで十分だという方は外観もスッキリしているのでバンコンでも良いと思います。
それでは中古キャンピングカーのバンクベッドを見る上での注意点を書いてみます。
中古キャンピングカーのバンクベッドの注意点(見るべきところ)
・天井に近い部分のため、雨漏りの跡には要注意
・バンクベッドに窓が装備されている車両もあり、その窓枠部分からの雨漏りが多いため、重点的に見る
・天井にルーフベントファン(換気扇)が取り付けられている場合、バンクベッド部分に雨漏りしていないかの確認
・バンクベッドのマットをめくり、床板が腐食していないか確認
・気になるようであれば、ホースでバンクベッドに水を掛けてもらい、雨漏りが無いことを確認しよう
特に古い中古キャンピングカーであれば、バンクベッド部分にある窓部分は注意して見た方が良いと思います。
雨漏りによって窓付近の構造部材が朽ちていた場合、修理も大掛かりになり、当然費用もそれなりに掛かります。雨漏りの原因を特定するのが難し場合もあるため、家と同じで雨漏りのチェックは入念にしたいもの。
さらに出来ればバンクベッドの内張りもそれなりにキレイな中古キャンピングカーが良いですね。就寝する場所のため、キレイな状態であることも重要だと思います。
以上、中古キャンピングカーのバンクベッドの見るべき点と注意点でした。