中古キャンピングカーの選び方【その8】『キャンピングカーにトイレは必要か?』
新車キャンピングカーが高嶺の花となってしまった現在、中古キャンピングカーであれば何とか手が届きそうと思っている私が、中古キャンピングカーを購入する際に注意する点を自分なりに考えてみました。
これから中古キャンピングカーを購入する際、この記事が少しでも参考になればさいわいです。
キャンピングカーの中でも是非が分かれる装備品に、トイレがあります。私自身の経験から言えば『キャンピングカーにトイレは絶対に必要』ということになりますが、初めてキャンピングカーを購入しようという方には色々と疑問や抵抗が多いと思います。
まず、キャンピングカーのトイレとはどのようなモノなのか、サラッと説明しておきます。
キャンピングカーのトイレは家庭用の水栓トイレのように上下水道が繋げてある訳ではないため、キャンピングカー内で給水と下水を貯めておく必要があります。
キャンピングカーのトイレはカセットトイレと呼ばれるトイレが一般的で、トイレの洗浄水と汚物を貯めておくタンクがセットになっています。
このトイレをキャンピングカー内に設置しておき、給水と汚物の処理は自分で行うというもの。給水はヨシとしても、汚物の処理に抵抗がある方もいるかと思いますが、私も最初は面倒に感じていましたが、慣れてしまえばそれ程難しいものではありません。
キャンピングカー購入当初からキャンピングカー内のトイレを積極的に使用していますが、これ程便利な装備品はないと思っています。
ただ、キャンピングカー内でトイレを使用するには、フリールームと呼ばれる個室が必要になるため、ハイエースやキャラバン等のバンを改造したバンコンキャンピングカーでは設置が難しい面もあり、キャブコンと呼ばれるトラックの荷台にキャビン(居室部)を架装したタイプが主流となります。
たまにハイエース等のバンコンで個室もなくポータブルトイレを置いただけの車両に、トイレが使えますと言っているキャンピングカーもありますが、仕切りの無い車内で家族と言えども他の人が居る状態で使えるとは思えません。
キャンピングカーにトイレがあるメリット
・トイレの無い場所でも車中泊が可能
・高速道路の渋滞中も心配ナシ
・特に小さなお子さんがいる家庭は有難さも倍増
・混んでいる高速道路のSA/PAのトイレに行かなくて済む
・コンビニのトイレも汚れている場合があり、自分のキャンピングカーのトイレであれば間違いなくキレイ
キャンピングカーにトイレがあるデメリット
・汚物の処理が少し面倒(慣れればそうでもありません)
・換気をしっかりしないとキャビン(居室部)が臭う
・ウォシュレット等の快適装備は望めない
以上のようなメリット・デメリットはありますが、私はメリットの方が上回っていると感じているため、キャンピングカーにトイレは必須アイテムだと思っている次第。
中古キャンピングカーのトイレを見る上での注意点
・仕切られた個室があるか
・カセットトイレなのか、ポータブルトイレなのかの確認
・トイレの洗浄水がきちんと流れるか
・汚物タンクがキレイに清掃されているか(中古の汚物タンクが気になる場合は、汚物タンクのみを新品に交換する方法もアリ)
・トイレの便座に割れや欠けが無いか
基本的にはトイレが使える個室があれば、トイレの種類はカセットといれでもポータブルトイレでも構いません。ただ、カセットトイレだと故障の際に修理が面倒なので、交換等を考えればポータブルトイレの方が良いかもしれませんね。
キャンピングカーにあれば絶対便利なトイレ、中古キャンピングカーを選ぶ際には上記の点を参考にして頂ければさいわいです。