中古キャンピングカーの選び方【その12】『キャンピングカーに冷蔵庫は本当に必要!?』

新車キャンピングカーが高嶺の花となってしまった現在、中古キャンピングカーであれば何とか手が届きそうと思っている私が、中古キャンピングカーを購入する際に注意する点を自分なりに考えてみました。

これから中古キャンピングカーを購入する際、この記事が少しでも参考になればさいわいです。

キャンピングカーに搭載されている確率の高い装備品に冷蔵庫があります。車内に冷蔵庫があればとっても便利だと思われるかもしれませんが、メリット・デメリットも当然のようにある装備品。

私の所有しているバンテック社のキャンピングカー・ジルにも標準で装備されており、購入当初は便利に使っておりました。『おりました』と書いたのは、10年程使った時点で故障してしまい、それを機に冷蔵庫は撤去し、現在は冷蔵庫ナシのキャンピングカーとなっています。

キャンピングカーに装備されている冷蔵庫には以下の三種類があります。
・3WAY式冷蔵庫
・ペルチェ式冷蔵庫
・コンプレッサー式冷蔵庫

3WAY式冷蔵庫
100V・12V・LPガスの3つのパワーソースのどれか一つを使って作動する冷蔵庫。100Vは電源設備のあるキャンプ場等。12Vは走行中。LPガスは100V電源が使えないキャンプ場等で宿泊する際に使用。というように、シチュエーションに合わせて使用するパワーソースを選んで使用します。

一番冷却効率が良いのがLPガスで、続いて100V・12V電源での作動となります。私のキャンピングカーに装備されていたのもこのタイプですが、LPガスの充填が面倒なことと、12Vでの冷えがあまりよくないため、撤去する少し前からあまり使用していませんでした。

ペルチェ式冷蔵庫
異なる金属を接合し電圧をかけ、電流を流すと、接合点で熱の吸収・放出が起こる効果。電圧から温度差を作り出す現象を利用して冷却する方式を採用した冷蔵庫。

非常に静かで作動音もほぼしないため設置場所を選びませんが、十分な冷却効果を得るまでの立ち上がりが遅く、冷却効果も高くないため、小型の冷蔵庫に向いている冷却方式。

コンプレッサー式冷蔵庫
家庭用冷蔵庫と同じコンプレッサーで冷却するタイプ。上記2種類に比べて作動音はするものの、冷却性能としては高く、多くのキャンピングカーに搭載されています。庫内面積が広くても冷却能力が高く、性能に不満はないでしょう。

三種類の冷蔵庫の性能を比べてみれば、

コンプレッサー式冷蔵庫 > 3WAY式冷蔵庫 > ペルチェ式冷蔵庫 の順になると思います。

ここからは私の雑感となるのですが、キャンピングカーの冷蔵庫って普段は電源を入れていないので、いざ使うとなってから電源を入れます。その場合、特に真夏などは車内が非常に暑くなっているため、冷蔵庫も当然のように熱い状態。

その状態から電源を入れても庫内が冷えるまでに相当の時間を要します。出来ればお出掛けの前日位に電源を入れておいてちょうどよい位。さらに普段冷却せずに締め切っているため、冷蔵庫の中が微妙に臭います。

表現が難しいのですが、私が感じていたのは『古いプラスチックの表面』のような何となく嫌な臭いが常にしていたと記憶しています。冷やしてしまえば食材に臭いが付く訳ではないのですが、冷蔵庫の庫内など日光に当たる訳でもなく、そのためプラスチックが劣化することもないと思うのですが、元々プラスチックの品質が悪いんでしょうね。

キャンピングカーの装備品に日本の大手家電メーカー並の品質を求めてはいけないと思いつつも、それにしては価格も高いため、次期キャンピングカーは冷蔵庫ナシで良いと私は思っています。

それでは身も蓋もないため、中古キャンピングカーを選ぶ際の冷蔵庫の見るべき点と注意点を少し。

・出来ればコンプレッサー式冷蔵庫搭載の車両を選ぶ
・3WAY冷蔵庫が装備されていれば、3種類の電源で正常に作動するかの確認。特にLPガスでの作動に不具合が出る可能性が高いため、LPガスで正常に冷えるかの確認を
・食材を入れる場所なので、清潔に保たれているかの確認

当たり前ではありますが、全ての装備品が正常に作動するかの確認はキャンピングカーに限らず必須だと思います。キャンピングカーは普通乗用車と違い、特殊な装備品も多いため、それらの装備品の不具合があればそれなりに修理・交換費用が掛かるため、十分な確認が必要です。

ちなみに前述の通り私のキャンピングカーには冷蔵庫が現在装備されていません。キャンプ旅等に出掛ける際は大型のクーラーBOXに氷を入れ、それを冷蔵庫代わりにしています。

当然旅先のスーパーやコンビニで板氷等を購入して追加しなけばならないものの、コストを計算すればそれ程大きなものではないと思っています。実際キャンピングカーに冷蔵庫ナシで10年近く過ごしてきましたが、特に不便に感じたことはありません。

今やどんな山奥でも全国各地にコンビニやスーパーがあり、冷たい飲み物やアイスクリーム等はいくらでも手に入ります。各お店が電気代を払って私の食べ物を保管していてくれていると思えば、こんな便利でお得なことはないと思うのです。

ということで、あまり関係ないかもしれませんが、冷蔵庫と大型クーラーBOX(板氷)のコスト比較をしてみます。

・キャンピングカーの冷蔵庫は90L程のサイズで15万円程
・板氷は2kgで300円程

2泊3日の旅を想定
・板氷は一日2枚で300円×3日=900円

一年間に2泊3日の旅に20回行くとして、
・20回×900円=18,000円

150,000 ÷ 18,000 = 8.333
1年間に20回2泊3日の旅に出れば8年間程で冷蔵庫が買える計算になり、半分であれば16年程。

キャンピングカーにビルトインするタイプではなく、ポータブルタイプなら4万円程で購入可能なため、冷蔵庫の付いていない中古キャンピングカーを購入した後でも、小さい物であればそれ程高額ではないため導入しても良いかもしれません。

ただ、キャンピングカーの冷蔵庫についてはコスト云々ではなく、自分が必要と思えば導入すれば良いだけの装備品であることも事実なので、中古キャンピングカーに装備されていれば見るべき点と注意点をしっかりと押さえ、選択すればよいと思います。

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