中古キャンピングカーの選び方【その15】『キャビン(居室部)内の収納スペースは大きい方がよい!?』
新車キャンピングカーが高嶺の花となってしまった現在、中古キャンピングカーであれば何とか手が届きそうと思っている私が、中古キャンピングカーを購入する際に注意する点を自分なりに考えてみました。
これから中古キャンピングカーを購入する際、この記事が少しでも参考になればさいわいです。
キャンピングカーのキャビン(居室部)には様々な装備品の他、至ところに空きスペースを利用した収納庫が設置されています。メガネやスマホの充電器を入れるような小さな収納スペースから、中型のプラボックス等が入りそうな大きさのものまで、キャンピングカーのサイズに合わせた収納スペースが準備されています。
国産トラックをベース車両としたキャブコンタイプのキャンピングカーは、特にキャビン(居室部)内の収納スペースが豊富にあり、車中泊の旅に出た場合でも荷物が車内に溢れ返るようなことはあまりないでしょう。
問題はキャビン(居室部)内の広さが比較的狭いハイエース・キャラバン・軽ワゴン車ベースのキャンピングカー。絶対的な車内空間の狭さから収納スペースは限定的にならざるを得ません。
もちろん各キャンピングカービルダーも工夫して天井部分に吊り戸棚やシート下を収納スペースにするなど、収納庫の確保に努力しています。
ただ、収納スペースを確保し過ぎれば今度は車内の居住空間を圧迫するため、ギリギリの線を各キャンピングカービルダーは模索しているようにも思えます。
それでも軽キャンピングカーの中には明らかに収納スペースが居住空間を圧迫しているような車両も散見され、展示車を見る限りにおいては、長期キャラバンに出掛けたりすれば相当邪魔に感じるような収納スペースを配置していたりもします。
これはキャンピングカーの車内レイアウトにも関係してくるのですが、中古キャンピングカーの収納スペースの見るべき点と注意点は以下の通り。
・自分の主観で車内の収納スペースがキャビン(居室部)内を圧迫していないか
・大型の収納庫より小型~中型の収納スペースが多くあった方がキャンピングカー内では使い勝手が良いため、収納スペースの大きさを確認
・収納スペースの扉に開き止め機構が付いているか(付いていなければ走行中の振動で扉が開いてしまう恐れあり)
・前オーナーが自作で追加している収納スペースがあれば教えてもらうこと
・収納スペース内部の汚れや破損状態の確認
・自分の収納したい荷物のイメージがあればそれに合致しているかの確認
キャンピングカーの収納スペースは沢山あれば良いと思うかもしれませんが、家庭同様にあまり多過ぎる収納スペースは結局無駄な物を押し込んでしまいがち。普段使わない物を整理すれば家庭も広々と使えるのと同様、キャンピングカー内にも無駄なものを貯めこまないようにした方が良いでしょう。
無駄に荷物を積み過ぎることにより、燃費も悪化するため、何事も程々が肝心です。
以上、中古キャンピングカーを選ぶ際、キャビン(居室部)内の収納スペースの見るべき点と注意点でした。