中古キャンピングカーの選び方【その19】『コンロは固定式orカセットコンロのどちらが良いのか?』
新車キャンピングカーが高嶺の花となってしまった現在、中古キャンピングカーであれば何とか手が届きそうと思っている私が、中古キャンピングカーを購入する際に注意する点を自分なりに考えてみました。
これから中古キャンピングカーを購入する際、この記事が少しでも参考になればさいわいです。
キャンピングカーの構造要件のひとつに、調理器具であるコンロが含まれています。キャンピングカーのキャビン(居室部)はいわば動く家としての機能が求められており、シンクやコンロ、就寝スペースがキャンピングカーとしての要件とされています。
ただ、トイレやシャワーは構造要件に加えられておらず、住宅内では必須の設備にも関わらす要件に加えられていないのは、国産キャンピングカーは日本国内の道路情報により、それ程大きな車体を採用出来ない事情もあるのかもしれません。
キャンピングカーのコンロ事情と言えば
・固定式のコンロ(2口/3口)でLPガスを使用(カセットボンベも使用可能)
・カセットコンロ(カセットボンベを使用)
の2種類で、違いと言えばシンク等に固定されているか否かの違い。
燃料はLPガスで、容器がカセットボンベか5~10kgのLPガスボンベの違いがあり、最近はLPガスを気軽に充填してくれる場所が少なくなってきているため、固定式コンロでもカセットガスホルダー等を使い、燃料の供給をしています。
どちらのコンロが便利なのかというのは、正直好みが分かれるところ。簡単にメリット・デメリットを挙げてみると。
キャンピングカー内の固定式コンロのメリット
・使おうと思えばすぐに使える
・固定されているため、安全性が高い
キャンピングカー内の固定式コンロのデメリット
・LPガスボンベ式の燃料であれば、燃料の補充に難あり
・カセットコンロより総じて火力が弱いものが多い
・装備品としての価格が高い
キャンピングカー内のカセットコンロのメリット
・固定式ではないため、車外でも使える
・燃料の調達が容易
・火力の強いタイプもあり、調理時間が短縮できる
・固定されていないため、シンクのスペースを有効活用できる
キャンピングカー内のカセットコンロのデメリット
・使う度に収納スペースから出さなければならない
・固定されていないため、キャンピングカー内で使う場所を気を付けなければならない
等々があり、どちらも一長一短といったところ。
中古キャンピングカーを選ぶ際にコンロの見るべき点と注意点
・固定式、カセットコンロ(移動可)のどちらかはお好み次第
・どちらのタイプもきちんと使えるかの確認
・固定式コンロは火力を要確認
・固定式コンロの場合は燃料の種類を確認(出来ればLPガスボンベは避けたい)
キャンピングカー内で使うとすれば私の場合ですが、本格的な調理はしないため、カップラーメンやコーヒー用のお湯が沸かせればよいので、カセットコンロで十分だと思っています。
キャンピングカーの使い方は人それぞれなため、自分にキャンピングカーライフに合ったコンロを選ぶと良いと思います。