キャンピングカーのバックアイカメラのモニターを取り外して点検しましたが・・・
先日より調子の悪かったキャンピングカーのバックアイカメラのモニター。今では電源は入るものの、画面は常に真っ白で、今までは本当にうっすらとではありますが、何かが映っているのが見えることもあったのですが、今では完全に何も見えなくなってしまいました。
仕方ないのでとりあえずキャンピングカーからモニターを取り外してみることに・・・。
4本の短いボルトでしっかりと固定されているため、なかなかボルトを取ることができず、かなりの時間を掛けてボルトを取り外すことになりました。
ようやくボルトが取れてバックアイカメラのモニターを引き出そうとしたら、今度は特製の自作テーブルが邪魔になり引き出せない状態に。
「今度はコイツか・・・」と思いながらも何とかだましだまし引き出して、特製自作テーブルの上に置きます。普段はダッシュボードの窪みに収まっているため、特に傷もなくキレイな状態。
とりあえず側面のビスも取り外して、モニターを単体にしてみることに。
モニター単体にしたところでカバーも取り外し、中の基盤を確認してみます。基盤を確認した限りでは特に焼けているような場所もなく、コンデンサーや抵抗などにも焼けているような場所は目視では見当たりません。
液晶モニターが当たり前の今、小さいながらもブラウン管のテレビの構造を見るのは貴重な体験。このブラウン管テレビもほんの10数年前までは当たり前のように家庭に普及していたのに、今では絶滅危惧種といった感じ。
私のキャンピングカーにも数年前までは懐かしい『テレビデオ』なるものを装備していましたが、調子が悪くなり撤去したため、現在我が家にあるブラウン管テレビはこのバックアイカメラのモニターだけ、という状態。
しかし眺めていても素人の私には故障箇所が分かるはずもなく、途方に暮れてしまいます。数年前は修理が効いたけど、もう製造してから13年以上が経過しているため、パーツの供給も危ういかもしれません。
このモニター、市光工業株式会社のST-300という型番で、同社のホームページを見てみても既に廃盤になっているのか、見当たりません。
考えてみれば液晶モニター全盛の時代にわざわざ白黒のブラウン管モニターを販売している訳もなく、現在は液晶テレビとバックアイカメラのセットを販売している様子。
トラックやバス業界でもこの『市光工業株式会社』のバックアイカメラシステムは評価が高く、現在主流の親指カメラと呼ばれる小さなカメラユニットを使うタイプのバックアイシステムとは一線を画すような商品のようです。
現在のキャンピングカー業界では、いわゆる『親指カメラ』が主流のようですが、それを考えれば当時はかなりこのような装備品にもコストを掛けていたんだということが分かります。
しかしバックアイカメラが無いキャンピングカーというのは非常に不便で危険なもの。後方を十分に注意しながらバックをして、「もうギリギリまで下げたな」と、こんな感じで目視をしながらバックをしても・・・。
実際にキャンピングカーから降りて後方を確認してみると、あと30センチは下がれるような感じになっています。
「ふ、不便過ぎる・・・」と、思うのですが、同じ市光工業株式会社のバックアイカメラシステムは10万円近い価格で、それならワイヤレスカメラとモニターのセットで1万円そこそこの製品に、この際だからそっくり換えてしまおうかとか、いろいろと考えてしまう訳です。
しかしいつまでもこのままの状態ではよろしくないため、早急に何とかしなければなりません。バックアイカメラについてはまた改めてレポートしようと思います。