ジャパントラックショー2016を見にパシフィコ横浜へ【その03】
今回は、2016年9月3日(土曜日)にパシフィコ横浜で開催された、『ジャパン トラックショー 2016』を見に行った時の様子をご紹介。
こちらは、日本国内ではお馴染みのトラックメーカー、いすゞのコーナー。トラックにもメーカーのブランドというものがあり、会社のトラックにいすゞのトラックを採用しているところは、なかなか経営が順調なのではないかという話も昔はあったもの。
いわゆる『いすゞのトラック』がひとつのブランドとして認知されていた時代でした。今でもそれは変わりないとは思いますが、実際に私が乗っているキャンピングカーのベース車両はトヨタのトラックで、15年17万キロ近くを走行しているのですが、コレといって不具合はありません。
トラックのエンジンなどは100万キロを超えてから各社の耐久性の違いなどが出てくると言われているだけに、その違いを確認する前に私が『チーン』となってしまいそう・・・。
まぁ、そんなことはどうでもよく、ジャパントラックショー2016の会場内も賑わってきました。キャンピングカーショーと違うところは、クレーン車などのアームが所々に見えることかな。
いすゞのGIGAトラックを展示。こちらもボルボのコーナー同様に運転席に座ることができるため、ちびっ子連れの家族が多数順番待ちをしています。
こちらはパネル仕様のトラック。これは普通に街中で見掛けるトラックで、見慣れた光景。
最近流行のアラウンドビューモニターと言いますか、全周囲モニター映像を実際に映しており、後方はもちろんのこと、トラックを真上から見たような感じで液晶モニターに表示されます。
これまた巨大なエンジンのカットモデルが展示されていました。GIGAシリーズに搭載しているエンジンのようで、搭載される車体が大きいだけあり、エンジンの大きさも尋常ではありません。
6UV1-CNGというエンジン型式のスペックは・・・
総排気量・・・9,839cc
燃焼室形式・・・バスタブ型燃焼室
最高出力・・・330馬力/2,000rpm
最大トルク・・・142kgf・m/1,200~1,400rpm
という内容で、都市ガス・13A燃料使用ということで、LPガス仕様のエンジン。タクシーなどではよく見掛けるのですが、大型トラックのエンジンにも採用されているとは知りませんでした。
6UZ1-TCSというエンジン型式のスペックは・・・
総排気量・・・9,839cc
燃焼室形式・・・直接噴射式
最高出力・・・380馬力/1,800rpm
最大トルク・・・185kgf・m/1,000~1,200rpm
という内容で、総排気量は同じですが、こちらはディーゼルエンジン。やはりLPガスエンジンよりディーゼルエンジンの方が馬力が出るのでしょうか?
詳しいことは分かりませんが、50馬力ほどディーゼルエンジンの方が高出力みたい。
こちらはターボ付きのディーゼルエンジンのよう。エンジンオイル用のフィルターでしょうか?ダブルで装備されているところは、やはり大型のエンジンなのだと思わせるところ。
私はこのようなエンジンのカットモデルをじっくり見るのが大好き。全ての機構を理解している訳ではありませんが、複雑に張り巡らされた配管やピストン、シリンダー等のパーツを眺めているとワクワクしてしまいます。
ジェットスキーやキャンピングカーが好きなのも、エンジンルームやキャンピングカーの電気設備の構造などを見るのが好きなので、長年続けているのかも知れません。
トレーラーのヘッド車両(トラクター)の見学者が絶えませんね。
「おっ、i-Cool Plusじゃないですか!キャンピングカーショーではいすゞのキャンピングカー専用シャーシ、びぃーかむを採用しているAtoZ社のブースで今年の2月にお会いしましたね」ということで、何だか知っているパーツが出てきて何となくホッとしている私。
キャンピングカーショーは数十回と行っているのですが、ジャパントラックショーは初参戦。何となくアウェーのような気がしていたのですが、ようやく味方を見つけたというとちょいと大げさか・・・。
コレはトラック用の後付けエアコン。いすゞがメーカーのオプション品として採用しているクーラーで、見た目はちょいと無骨ですが、コンパクトでよく冷えるみたい。
最近はキャンピングカーやジェットスキー用のトレーラーにも普及してきているLEDコンビネーションランプ。当然乗用車の普及率も高く、それに倣う形でトラックにも徐々に導入されている模様。ただ、トラック自体の製品寿命が長いため、いまだに標準タイプのテールランプのトラックも多く見掛けますね。