ジャパントラックショー2016を見にパシフィコ横浜へ【その05】
今回は、2016年9月3日(土曜日)にパシフィコ横浜で開催された、『ジャパン トラックショー 2016』を見に行った時の様子をご紹介。
こちらには、いすゞ、日野、トヨタなどのトラックやバンが並べてありますが、どうやらレンタカー会社のブースのよう。大型のトラックも購入すればかなり高額のため、レンタルという手段で仕事に利用している人や会社も多いはず。
営業ナンバーにも対応している他、30日のレンタル料は30万円と、意外に高くはない印象。これだけ大きなトラックなので、一日あたり3~5万円程のレンタル料が掛かるのかと思いきや、それ程でもありません。
まぁ、誰もが普通に借りるような車両ではありませんが、この位の値段でも長く使えば利益が出るのかもしれませんね。
何やら『ぶっとい』タイヤが展示してありました。ヨコハマの次世代タイヤ、ダブルタイヤからシングルタイヤへ。とありますが、キャンピングカーなどはシングルタイヤのバーストが問題になっていて、カムロードのダブルタイヤ化が望まれているのですが、大型トラックはその流れに逆行している模様。
超偏平シングルタイヤ
-参考出品-
■SIZE:455/55R22.5 164L
■PATTERN:902L
■商品特徴:・採用技術「SPIRALOOP(スパイラループ)」
・タイヤメンテナンスの省力化
・軽量化による積載量の拡大
・低燃費化
ということで、幅が455mmという驚きの幅で、旅客機のタイヤなのか?と思わせるような幅広タイヤ。
メリットばかりを並べていましたが、前述の通りシングルタイヤがバーストしてしまえば、一気に車両の安定性がなくなるため、ダブルタイヤで片方がバーストやパンクをしても車両の挙動や姿勢が変わらないというのは、安全上重要だと思うのですが、いかがでしょうか。
アルミ製のホイールでしょうか。このホイールだけでも随分と迫力があります。ゴツイ感じのするホイールです。それなりにメリットもあるようですが、「何故シングルに?」という疑念は拭えません。
おベンツ様のトラックも展示中。
と、思いきや、ヨコハマタイヤのデモカーのよう。それにしても凄い迫力と威圧感。このトラックもボルボのトラック同様、後ろに張り付かれたら思わず道を譲ってしまいそう。
今やタイヤの管理もスマホやタブレットを使って行う時代。タブレットの画面には各タイヤの空気圧や整備履歴、ローテーション履歴などが表示され、いちいち紙に記録をして見返さなくても、過去にどのようなタイヤ整備をしたのかということが一目瞭然。
この辺りはペーパーレスというよりは、人間の記憶があいまいな部分をITが補っているという形でしょうか。
これはフロントのシングルタイヤですが、295/70R22.5という、こちらもかなり太いタイヤを履いていますね。
何やら変速機のようなものを展示していますが・・・。
と思ったら、油圧ポンプのメーカーのよう。『INTERPUMP HYDRAULICS』という会社のようで、ホームページを見ても英語で書いてあるため、何だかよく分かりませんでしたが、イタリアの会社のよう。
もちろん日本国内にも油圧ポンプのメーカーはあるのですが、この辺りのハードパーツに関しては外国メーカーの商品の方が優れている場合もあったりします。
油圧ポンプは大型のトラックや建設機器には必須のパーツのため、世界中に大小のメーカーがあると思われ、ジャパントラックショー2016に出展する位ですから、その中でも大手に位置する会社なのかもしれませんね。