ジャパントラックショー2016を見にパシフィコ横浜へ【その07】
今回は、2016年9月3日(土曜日)にパシフィコ横浜で開催された、『ジャパン トラックショー 2016』を見に行った時の様子をご紹介。
これは、トレーラータイプの箱トラック車両。フレームから随分お尻がはみ出しているように見えるのですが、これは積載途中ということなのでしょうか。この状態で走行すると安定性に欠けるような気がするのですが・・・。
こちらは、トラック・バスのアルミホイールで有名な『アルコア・ホイール・プロダクツ・ジャパン株式会社』のコーナー。
キャンピングカーにも一時アルミホイールを履かせるのが流行りましたが、耐加重の問題や、ハブボルト折損の原因になるということから、最近はキャンピングカーにアルミホイールを積極的に履くという流れは減りつつあります。
トラック用の専用アルミホイールのように強度や耐久性が保証されたものであれば採用してもいいのでしょうけど、やはり200系ハイエース用のアルミホイールなどをカムロードなどの重たいキャンピングカーに履くのはリスクが大きいと言わざるを得ません。
このタイプのアルミホイールは見た目もキレイで、トラックの足元が引き締まった感じになるため、トラック用のアルミホイールがあるのは羨ましい限り。
ホームページに製品の特徴が記載されていたので、少し転記しておきます。
“世界中で愛され、販売実績 No.1„
アルコア鍛造アルミホイールの特徴をご紹介します
軽い
大型車両11輪(スペア含む)で、157kgの軽量化
強い
スチールホイールに比べ、約4倍の強度
燃費がいい
大型車両で、3%以上の燃費向上を実証
経費を削減
燃費の他、ランニングコストの低減に寄与
サビに強い –
アルミは耐蝕性に優れサビに強く、塗装等のメンテが不要
乗り心地がいい –
軽量かつ真円度の高さは、ハンドリングと車両扱いを楽にします
高いリサイクル性 –
アルコア鍛造アルミホイールの高いリサイクル性は、地球環境保護にも貢献
美しい外観 –
足元の輝きは、美しさと共にクリーンな企業イメージを演出
5年間保証
アルコア鍛造アルミホイールは、すべて5年間の品質保証付き
(バス用ISO方式平面座ホイールは10年保証)
こちらは、日野自動車のコーナー。
大型の冷凍・冷蔵トラックを展示。
当然のことながら、冷凍・冷蔵ユニットの電源は荷物が積載されている間は切ることができません。そのため、エンジン停止時には200Vの電源を使い、冷凍・冷蔵ユニットを作動させている模様。
さらに走行時にはインバーター制御により、車両の走行状態に関係なく安定した冷凍性能を発揮するらしく、従来の冷凍ユニットのためのサブエンジンを使わなくても済むような構造になっています。
乗用車と違い派手なCMなどはありませんが、トラック業界も地味に進化を続けているようです。
『ダブルデッキウイング・フルトレーラ 連結全長21m』ということで、長~いトラックを展示中。昔どこかのトラックに、「全長18m、死ぬ気で追い越せ」というステッカーが貼ってあったことを思い出しましたが、それより3mも長いトラック。
大事なことなので、もう一度・・・
『ダブルデッキウイング・フルトレーラ』
その後ろには・・・
『連結全長21m』
もういいって・・・?
斜め前から見るとこんな感じ。遥か後方に最後尾が見えます。ちなみに、日本梱包運輸倉庫(株)という会社が所有しているトラックみたい。「どんだけ大量輸送したいんだよ・・・」と思ってしまいますが、一度に運べる荷物が増えれば、その分コストダウンになるのは明白。
石油の大型タンカーやコンテナ船が良い例。
長いだけではなく、荷室が2段になっており、通常のトラック4台分近い荷物を運ぶことができそう。さらにこの2階部分は上下に動かせるため、下に背の高い荷物を、不安定な上には背の低い荷物を積むなど、自由に調整可能。
このように連結された車両を見ると、気になるのが実際の連結部分。荷台の部分には電車の連結部分のような渡し板が渡してありました。
さらに下を見てみると、ジェットスキー用のトレーラーとは連結方法に少し違いがありますが、セーフティーチェーン代わりのぶっといワイヤーが引っ掛けてありました。
しかもフックは外れ防止機構の付いたものを採用。フレームの鉄板の分厚さも尋常ではなく、ジェットスキー用トレーラーに採用されている鉄板とは次元が違う感じ。
まぁ、これだけヘビーなトレーラーを連結する部分だけあり、安全性はもとより、耐久性も十二分に配慮されたパーツや機構が採用されています。
一番後方から前方を見たところ。前の方に積まれているバイクが遥か彼方に見えますね。実際に走行しているところを見たいものです。
ただ、私のキャンピングカーではとても追い越せそうにありませんが・・・。