ジャパントラックショー2016を見にパシフィコ横浜へ【その10】
今回は、2016年9月3日(土曜日)にパシフィコ横浜で開催された、『ジャパン トラックショー 2016』を見に行った時の様子をご紹介。
こちらは、株式会社デンソーサービスのコーナー。
私が個人的に非常に気になっている製品が展示されています。コレはトラックなどの車体側面に取り付ける『LED路肩灯』。「車両側方の視認性を向上し、巻き込み事故を防止」する製品。
巻き込み事故を防止する効果があるだけではなく、街頭の無い暗い道での脱輪を回避するためにも必要な装備品。私の所有しているキャンピングカーも、ベース車両はトヨタのカムロードというダイナベースのトラック。
後輪がワイドタイプの車両で、前輪の幅より後輪の幅の方が大きくなっているため、夜間の狭い道では左後方の車幅というか、車輪の位置が気になることがあります。
現状では暗くてよく見えないのですが、やはりこのようなLED路肩灯があれば安心。特にキャブコンタイプのキャンピングカーなどは、FRP製のスカートで後輪部分が隠れているだけに、普通のトラックより左後方の車輪部分が見えにくいため、必須の装備品といってもいいかもしれません。
LED製のため明るさは抜群で、既存品の路肩灯より明らかに明るい感じです。DC18V/36Vと、トラック用の電圧設定になっているのは残念なところですが、他のメーカー等にキャンピングカー用12Vの製品も存在するため、装備するのも悪くないと思います。
子供が二人、熱心にテレビを見ていますが、アニメを放映している訳でもなく、『モービルアイ』という、後付けの追突警報装置のPR映像のよう。
最近はスバルのアイサイトのように自動でブレーキを掛けてくれるシステムも乗用車に装備されている車種もありますが、トラック・バスの分野はまだまだこれから。
この装置も自動でブレーキを掛けてくれたりするシステムではなく、衝突の危険が迫っている時や、車線を逸脱した時に警告を発してくれるもの。
私も過去に何回かキャンピングカーを運転中、眠気を我慢しながら走行していて、車線を逸脱したり、カーブで縁石にもう少しで乗り上げそうになったことが何度かありました。
「もうすぐ目的地に到着するから、あとちょっと、と思いながら休憩をせずに無理な運転を続けているとやっぱり危ないな」と感じたもの。
そんな時にこのような後付けの追突警報装置などを装備していれば、危険を回避できる場面もあるのではないかと思った次第。もちろん無理な運転をしないのが一番ではありますが、いろいろな事情により無理な運転をせざるを得ない場面もあるため、このような装置は有効なのではないかと思いますね。
トラックの壁面をカラフルにペイントする会社のよう。
ボディープリントヨロズという会社のようで、トラックの壁面にアニメのキャラクターのようなものや、クジラ、色鉛筆のセットなどのカラフルなものまで、様々なペイントを施した例が掲示されていました。
トラックの裏側に回ると、大型トラックの壁面脇に足場のようなものが組まれ、全自動のペイントマシンがトラックの壁面に塗装をしていました。「へぇ~人間がスプレーガンなどで塗装するのではなく、機械が作業するのね」と、ちょっと意表を突かれた感じ。
ペイントマシンの下には塗装された側面の例などが展示されていました。
まだ塗装が始まったばかりのようで、上の方に徐々に描かれているのですが、何が描かれているのかは分かりません。
違う角度からも見てみましたが、やはり分からず。もう少し時間が経過してからでなければ、全体像が見えてこない感じです。
ジャパントラックショー2016の会場内をアチコチ見て回った1時間半後に再び来てみると、『デザイントラックがあなたの会社と地域を豊かにします。』という文字が浮かび上がってきていました。1時間半で3分の1程の面積を塗装し終えているということは5時間程で大型トラックの壁面が完成するという感じ。
全自動マシンのため、一度プログラミングをしておけば、何度でも同じデザインのトラック壁面塗装が可能なため、まとめて発注すればコストや時間の削減になりそう。
「トラック関連の会社も様々なものがあるなぁ~」と思いながら、ジャパントラックショー2016の会場内をさらに散策していきます。