ジャパントラックショー2016を見にパシフィコ横浜へ【その11】
今回は、2016年9月3日(土曜日)にパシフィコ横浜で開催された、『ジャパン トラックショー 2016』を見に行った時の様子をご紹介。
やってきたのは働く車の集まっているコーナー。先ほども似たようなコーナーがありましたが、こちらのコーナーはさらに大型の働く車を展示している模様。
大型車両を牽引するという車なのですが、あまり近くでじっくりと見る機会がないため、今日は隅々まで見ていこうと思います。
その大型牽引車両の側には、こんな感じで眩しいばかりのLEDランプの展示が行われていました。全てを点灯させると相当な明るさと、フラッシングにより直視できない程まばゆいばかり。
高速道路上で作業をする際はとにかく目立たなければならないため、車体の色が赤や黄色、さらにこのようなド派手なLEDランプを点滅させておかなければ危険だと思われます。
ましてや雨の日の高速道路など、前の車の巻き上げた水しぶきで視界が悪い上に、夜などではさらに視界が悪いと思われるため、この位の派手さは必要。
ちなみに対面のブースでは、ディーゼルエンジンのメンテナンスコストを削減できる商材をPR中。
働く車のコーナーに戻って、大型車両を牽引する際に使う装置の一部ですが、大きな車を牽引する際には牽引する側のテールランプが牽引される車両に隠れてしまいます。
それを補助するため、牽引される側の車かどこかにこの無線式のLEDテールランプを取り付け、後続車に牽引車量の動きを伝える製品のよう。テソロ・ジャパン(株)東京支店から参考出品という形で展示されていました。
こちらは白い車体の牽引車両。タイヤ部分を載せて走行するための、台車のようなもののタイヤが見えています。
これもデカイ牽引車両です。トミカのミニカーが実物大として目の前にあるような感じで、ワクワクしちゃいますね。当然これを見た子供は大喜びでしょう。
CENTURY9055という車種というか、牽引装置の名前でしょうか。
米国ミラー社が販売しているブーム一体型装置の最高峰で、欧州では非常に人気の高い装置である。ローテーターではないが、ブームが3ステージ式のため現場での作業範囲は広く、装置重量が他の重量級装置に比べ軽量のため、レッカー車としての機動性も優れている。
ということらしく、専門用語が分からないところもありますが、この牽引装置自体が非常に人気のある装置みたい。
何だかよくわかりませんが、とにかくゴツイです。
この角度から見ると本当にカッコいいですね。こんな大型レッカー車両を運転して現場に向かう仕事に憧れてしまいます。
運転席後部にある太いパイプや鉄板など、ヘビーデューティーな感じがします。
車体前面には『EMERGENCY TOWING』と書かれており、緊急時の牽引車両だということをアピール。ベース車両は意外なことに三菱自動車製のよう。外国製のトラックがベース車両になっていると思いきや、違っていました。
タワーを下から見てみました。
今度は黄色いレッカー車を見ていきます。ブースのお兄さんがウエスで車体を拭いています。
お兄さんが拭いていたのは、このピカピカの工具ラック。引き出し式になっていて、底にはゴム板が敷いてありました。飛び出し防止のロックもしっかりとあり、こちらもヘビーな造りです。
CENTURY 716/FⅢTという車両のよう。
数年ぶりに日本市場に復活したCENTURYの716型。往年の名機とも言える装置にスーパーダイマという特殊鋼板をボディの95%以上に使用し、更に日本の道路事情を考慮しながら使いやすさに徹底的にこだわり、開発設計。
左右には信頼の米国ROM社シャッターを採用し、限られたスペースで最大限の機材を収納する『スライドラック機構』と『スイングラック機構』を採用しました。
ということで、アメリカとに日本の良質なパーツを組み合わせて製造されている牽引車両のよう。
こちらは牽引作業時に使うチェーンなのでしょうか。太いチェーンや幅広タイプの牽引ロープのようなものも展示してありました。価格が書いてあり、12,000~45,000円とプロの道具だけあって、それなりのお値段がするみたいです。
やっぱり同じトラックでも、これだけ特殊な架装をしているトラックは見ていても楽しいですね。