ジャパントラックショー2016を見にパシフィコ横浜へ【その17】
今回は、2016年9月3日(土曜日)にパシフィコ横浜で開催された、『ジャパン トラックショー 2016』を見に行った時の様子をご紹介。
引き続きパシフィコ横浜の屋外会場を見ていきます。
何やらすごく長いつっかえ棒のような物が付いたトラックが展示してありました。荷台部分を傾斜させ、荷台に積載されているものを落とすような感じで使うトラックのよう。
かなりの高さがあり、黒板を指し示すような感じの棒で、3~4段の伸縮棒みたいです。
根元の部分はこんな感じ。油圧で作動する構造になっているようで、巨大な油圧タンクと太い油圧配管が見えます。
トレーラーのようで、連結を切り離すためのハンドルも装備されていました。エアタンクや鉄板、その他補機類が整然と配されています。
最後尾の稼動部分を熱心に写真に収めている方がいました。購入を検討している方なのでしょうか。
トレーラー部分にもエアタンクが複数装備されています。
私も最後尾の稼動部分を撮影してみました。これのどこが良いのか悪いのかは分かりませんが、とにかく鉄板の厚みがハンパではなく、「頑丈そうだな」ということは分かります。
後ろから見るとこんな感じ。かなりの迫力です。
コレは街中でもよく見掛ける車両を積載するキャリアカー。荷台部分がスライドして降りてくるため、そのままスロープを登るように車を前進させるだけで積載可能。
アルミ製のブリッジと違い、床面全体を使えるので、車輪の幅などを気にせず積載でき、安全性も高い積載方法だと思います。
以前、私のキャンピングカーのリア車軸オイルシールが破損し、走行不可能になった時にレッカー移動されたのも、このタイプのキャリアカー。
荷台の上に高さ3m程あるキャンピングカーを載せるため、全高はかなりのものになるのですが、何の問題もなく運搬できていたことを思い出しました。
こちらは荷台がメッシュタイプでブリッジを内蔵しているタイプ。積載するものが決まっていれば、このタイプでも問題はないと思われます。子供が登って遊んでいますが、これだけ荷台が広ければ、遊び場としては十分。
こちらは後部車輪が3軸のトレーラー。しかもフレームにアルミを使用しているらしく、高級なトレーラーだと思います。
ジェットスキー用のトレーラーもアルミ製のトレーラーがあった時代があり、高級トレーラーとして位置づけられていました。私も一時アルミ製ジェットスキー用トレーラーを所有していたことがありますが、軽くて丈夫な上、サビなどが発生しないため、非常に使い易かった記憶があります。
こちらは小型のレッカー車。ベース車両は日野のデュトロみたい。基本的にはキャンピングカーのベース車両としても人気がある、カムロードと同じ顔つき。
スペシャルプライスとありますが、価格は740万円(税別)と、カムロードベースのキャンピングカーで言えば、バンテックのジルクラスのお値段。「レッカー車って意外に高いのね」と思ってしまう私。
こうした特殊な装備が付いている『特殊な車』なので、キャンピングカー同様に生産数も少ないと思われ、高額になってしまうのは仕方のないところかもしれませんね。
相変わらずレトロトラックは人気で、車内を撮影しようとする人で行列ができていました。
このような感じで見て回った、ジャパントラックショー2016ですが、思った以上に展示が充実しており、非常に興味深く面白い展示会でした。
パシフィコ横浜のトラックショー会場外には展示車両を搬出するための、現役のお仕事車が待機していました。大型の展示車両がこのトラックに積載され、またどこかの展示会場へ運ばれるのでしょうか。
お仕事で使う車という特殊な部類の展示会ではありましたが、見所が沢山あり、また来てみたいと思いました。
パシフィコ横浜のトラックショー2016の会場外に出ると、まだまだ青空が広がっていました。
よこはまコスモワールドの周辺も人が大勢歩いています。この辺りは、カップヌードルミュージアムや横浜ワールドポーターズ、赤レンガ倉庫など、見るところが沢山あるため、人が多いのかもしれません。
桜木町駅も大勢の人で賑わっていました。「今度は何の展示会を見に行こうかなぁ~」と思いながら帰路につきました。