2001年式キャンピングカージル君の大改造(大改装)ビフォーアフター【その02】
キャンピングカーのリフォームと言うか、改造を諸般の理由により行うことにしました。その時の様子をやや詳しく紹介していくことに。
題して『2001年式キャンピングカージル君の大改造(大改装)ビフォーアフター』と言ったところか。
まずはエントランスを入ったすぐ脇にあるこのアイランドカウンターの撤去から開始。アイランドカウンターの天板には10年程前に作成した3点式シートベルトのアンカーが取り付けてあります。
私がこのキャンピングカージルを購入した15年程前には、キャンピングカーの後部座席のシートベルトは2点式が主流。現在では国産キャブコンでもサードシートには3点式のシートベルトが当たり前に装備されていますが、当時はそのような車両はありませんでした。
もちろんその時代でも乗用車では当たり前のように装備されていた3点式シートベルトが無いのを見て、「キャンピングカーってやはり普通の自動車より10年遅れている感じだなぁ~」と思ったもの。
現在でも、ベース車両は進化しているものの、キャンピングシェル部分に関しては普通乗用車に比べて遅れていると感じる部分が多々あるのも事実。使われているパーツも『チャチ』なパーツが未だに多く、一般的な車ではない負の部分がまだまだありますね。
当時はコレで良かったと思っていましたが、果たして強度についてはどうだったのかは疑問。その強度が試される場面が来なかったことだけでも幸いと思い、分解していくことに。
多くのボルトやナットで留められていたため、それなりに時間が掛かりましたが、無事に取り外すことが出来ました。
少しキレイにしてみました。元々は穴などは空いていない天板でしたが、ボルトを通すために何ヵ所の穴が空いています。それでも、使用する分には支障ありませんでした。
続いてアイランドカウンターを構成している留め具を外していきます。写真を見てお分かりかと思いますが、左右の木ネジの種類が違っています。自分では交換していないため、おそらく製造段階で違う木ネジで締めたのだと思われます。
この辺りがキャンピングカーを量産するという少々無理がある生産体制を敷いているバンテックの限界かと思うところ。最新のバンテック社のキャンピングカーも決して仕上がりが良いとは言えず、まだまだ課題は多いと感じるところ。
サイドに取り付けられていた扉も取り外しました。それ程分解していないにも関わらず、木ネジを入れる容器には相当量の木ネジが入っています。
造りの良し悪しは別として、バンテック社のキャンピングカー用家具は丈夫に造られていることは確か。15年以上20万キロ近く走行しているキャンピングカーですが、家具の建て付けに関してのトラブルは皆無でした。
細部の詰めはイマイチですが、家具の丈夫さについてはなかなかのものかと・・・。
見える部分の木ネジをせっせと取り外していきます。
全ての木ネジを取り外し、天板が少し浮き上がるようになりました。このままスッポリと抜けるかと思いきや、なかなか抜けません。
どこかが引っ掛かっているようですが、よく分からず、接合部にラスペネなどを吹きかけ、滑りを良くしてみたりして様子を見ますが、びくともしません。
後で発覚するのですが、もう一ヵ所木ネジを取り外さなければならない場所があり、それを抜かずにガンガンやっていたようです。