2001年式キャンピングカージル君の大改造(大改装)ビフォーアフター【その21】
キャンピングカーのリフォームと言うか、改造を諸般の理由により行うことにしました。その時の様子をやや詳しく紹介していくことに。
題して『2001年式キャンピングカージル君の大改造(大改装)ビフォーアフター』と言ったところ。
キャンピングカー専用シャーシである、トヨタのカムロード(ダイナトラックがベース)のリアデフにくっついているこの部品。リアデフ内部が真空状態にならないようにするためのブリーザーなのですが、低い位置に付いているため、霞ケ浦のスロープに後輪を浸けるとこの部分まで水没してしまいます。
そのため、以前はトレーラー用に延長トングを作成し、後輪を深く水に入れないよう対策をしていました。ただ、今回のキャンピングカー居室部にジェットスキーを積む作戦となれば、かなりの深さまで後輪を水に浸けなければならず、ブリーザーへの対策が必要。
ということで、スパナを使ってまずはブリーザーを取り外してみます。インターネットで少し調べてみましたが、構造がよく分からないため、実際に取り外して分解し、構造を確認することに。
ブリーザーを撤去するとこんな感じ。このままではリアデフ内部に大量に水が入り、リアデフオイルが白濁し、最悪の場合はリアデフが焼き付いてしまう恐れもあります。
取り外したブリーザー。
キャップのようになっている部分は根元をカシメているらしく、回しても抜けません。
仕方ないのでカシメ部分を少しマイナスドライバーでこじって取り外しました。中にはバネと小さなゴム板が入っており、バネの力でゴムを押さえつける構造で、ちょっとしたバルブのような感じ。
バルブの付いている部分をホースに繋ぎ、ブリーザー自体を延長する作戦です。インターネットで調べたところ、この先端を水の掛かりにくい高い場所に設置し、ブリーザー部分が水没するのを防止するみたい。
先端はコレ。
昔懐かしい、『クリペット』とかいう蛇口に取り付ける濾過装置で、効き目の程は疑問ですが、インターネットで調べたところ、採用している方がいたのでパクリました。
ただ、見た目がいかんせんアレです。車のパーツとして流用するにはちとショボい感じもしますね。まぁ、一度設置してしまえば普段は目にすることも無いため、そのうち忘れるでしょう。
汚れ防止のため、ゆるくビニール袋を被せておきます。
フレームの穴を利用し、適当な場所に固定しました。とりあえずコレで様子を見てみます。ただ、少々不安要素もあるため、他の部品も探してみることにします。
ブリーザーばかりに構ってはいられません。まだまだキャンピングカー内でやらなければならないことが大量にあり、酷暑の中、黙々と作業を続けていきます。